8月14日
無事に今年の合同慰霊祭が終わりました。

合同慰霊祭では、
私たちがお送りした故人様へ
年に一度お祈りを捧げる機会として
毎年この時期に行わせて
いただいております。

お盆の海は波が高いため
以前は、スタッフのみで
行っておりましたが
ご遺族様からのご要望も多く
平成28年よりご都合のついた
ご遺族様と共に行うようになりました。

年々希望されるご遺族様が増加し
安全と感染対策を考え
今年は9組31名のご遺族様を乗せ
3回に分けて 出航いたしました。


過去の合同慰霊祭の様子

この時期だからこその
難しい波の中の
出航です。


無事に散骨海域へ到着し
黙とう



フェニックススタッフにより
献花を



ご遺族様より
水溶性のお花や
メッセージ、献酒を…


祈りを




今年も無事に合同慰霊祭を行うことができ
本当に良かったです。

波、うねりが強かったため
ご乗船いただいた皆さまには
御負担が多かったこと
大変申し訳無く思います。

ご乗船いただいた皆さま
ありがとうございました。



私たちフェニックスの海洋散骨は
過去の記事にも記載しておりますが
平成18年が始まりでした。

当時
「海洋散骨」という葬法は
北海道ではまだまだ
受け入れられず
後ろ指を指されるような
そんな日々が続きました。

いつか堂々と海洋散骨を
できる状況を作り上げたい


様々なことを周りから
言われ続けた
弊社 社長だからこそ
その想いはひとしおでした。


海洋散骨を希望される
故人様、ご遺族様に対して
何が出来るのだろうか

小樽市
小樽市保健所
漁業組合
海上保安庁

様々な機関より
多くのアドバイスをいただき
それを実践してゆきました。

そして
道外の同業者からも
様々なアドバイスをいただき
ご遺骨の成分が環境汚染に繋がることも
教えていただき
ご遺骨を化学物質という観点から
学ぶことの大切さも改めて知りました。

そして今では

小樽市の海洋散骨の
指標となり
市や保健所より
相談が来た際は
アドバイスをできる
その様な存在にフェニックスがなりました。

そして
海洋散骨の依頼も
道内外多くのご遺族様に選ばれ
年々散骨数も増加し
今では年間80件以上の
サポートをさせていただけるように
なりました。



散骨を行う業者は
今ではたくさん居ます。


魚の網の仕掛けてあるような
近場の海で散骨を行う業者

レジャーを楽しむ人がいる
近場の海で散骨を行う業者

ご遺骨を
「ついで」という感覚で
散骨を行う業者

私たちがアドバイスをしても
結局、なにも考えずに
散骨を行う業者

「海は誰のものでもない」
この法を逆手にとって
好き勝手に行う業者はたくさん居ます。


しかし
そのような
中途半端なことを行うことで
「骨は害だ」
「気持ち悪い」
など
故人様の生きた証である
本来尊ぶべきご遺骨が
「害」「気持ち悪い」と
周りから思われてしまいます。


それが
本当に故人様を
想っての行動なのでしょうか。


そしてまた
仏様に携わっている以上
必ずやみられていると
私たちは考えています。

今まで海へお送りした
多くの故人様
今まで出会った
多くのご遺族様

そして
これから出会う
多くの故人様とご遺族様

彼らが後ろ指を
指されることのないよう

私たちはこれからも学び
強い信念の元
海洋散骨に携わって参ります。


いつか堂々と海洋散骨を
できる状況を作り上げたい

丸14年舵を強く握りしめ
前だけを向いて進んでいる
社長が紡いできたこの想いを

フェニックススタッフ一人一人の
心に留め

故人様と共に
PHOENIXⅡ号は
今日も出航致します!