「凪のお暇」第5回。もう鳥肌がたつくらい面白い。 | JR高円寺駅から1分のところに引っ越しました。フェニックス整体院です、

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「凪のお暇」第5回

前回のままだと、人生リセットも何も関係ない
単なる泥沼恋ドラマになってしまうので、

困ったものだと思っていたのだが、
このドラマはそんなヤワではなかった。

また、一段レベルがあがって、
ものすごくおもしろくなってきた。

何が面白いって、まずは吉田羊の設定。

キャリアウーマンといっても、
どこかのオフィスで事務をしているとしたら、

インパクトがないのだが、このドラマは
そんなつきなみなことはしない。

クレーンの運転をしているガッテン系で、
男たちに指示を出している女だったのだ。

この設定をこれまで全く隠していた
というのが実に優れている。

(新川優愛が一般人と結婚したと発表されたときは
「どうせまたどこかのIT社長だろう」と思っていたら、

相手はロケバス運転手だった、という意外性に
似ていなくもない。。いや、似ていない(笑))

吉田が3人組の世間体だけで生きている
「おばさんシンポジウム」で

ネチネチと嫌味をいわれているときは、
シングルマザーがいじめられる悲惨な話に見えたのが、

クレーンの運転手で、
一瞬で、完全に逆転したのも、

フォクションながら、
最近ドラマでも見かけないような、痛快な設定だった。


このドラマは、意外性だらけである。

二階に住んでる三田佳子演じるおばあさんも、
普通のドラマだと単に生活に困っている人物

としてでてくるだろうが、

このドラマでは一人の生活を楽しんでいる
余裕の人間として描かれている。


さらには。

「どこへ行っても「八方美人」と言われる人間
どう思いますか?」

と唐田えりかに聞かれて。「「八方ブス」といわれるよりも
いいんじゃね」、という高橋一生のいい加減な言葉も彼らしいが、

それを聞いて、唐田が高橋の小指に
自分の小指をからませてくるというのも、

意外な展開。

こういうところの演出が
このドラマは実にうまい。

スナックバブルで黒木華が働くというのも、
フィクションのいい加減な設定だが、

そこに高橋一生と唐田が二人でやってくる、
というのも、

いい加減の極致で、言葉を失う(笑)

こうやれば、面白いドラマができるということを
全部やっていて、

他のドラマが、なぜそんなつまらないことばかりやってるの
といいたくなるような面白さなのだが、

とはいっても、これは
役者がうまくないと、話にならないドラマである。

黒木のうまさはいうまでもなくて、
それがあってこそのドラマであるが、

とはいっても、高橋一生はもう見ているだけで、
鳥肌がたつくらいである。