【「Phoe～be」臨時休業中】r.i.p. Marc Ellington... ～♪

2/15(mon.)～2/19(fri.)

引き続き、「Phoe～be」臨時休業中のレコード紹介を～♪

Marc Ellington/"Rains/Reins Of Changes"

「Richard Thompson」SNSアカウント先日のポスト (こちら♪) でその親密度が窺い知れる2ショット写真と共に、「Fairport Convention」一派との繋がりも深い "髭男" 英SSW「Marc Ellington」訃報が.... '45年生まれ、75歳。

「Marc Ellington」と「Fairport Convention」～「Richard Thompson」との初共演はこの曲でしょうね↓
♪～'Million Dollar Bash' (written by Bob Dylan)

from the album "Unhalfbricking" ('69) by Fairport Convention.
「Fairport Convention」3作目 "Unhalfbricking" には、当時未発表だった "The Basement Tapes (地下室)" 時代のナンバーを中心に「Bob Dylan」作の3曲が採りあげられ、そのなかのアルバム最終↑リンク曲ではメンバー全員がリード・ヴォーカルをヴァース毎に回していくなかのひとりに「Marc」がゲストで担っているんですよね... 大の「Dylan」フリークだった「Marc」がいち早く "地下室" の音源を入手し「Fairport」のメンバーに聴かせた経緯があったとか？！(知らんケドw)

【↑写真】LP「Marc Ellington」'71年ソロ2作目"Rains/Reins Of Changes"冒頭曲を↓

♪～'Oh No It Can't Be So' (written by Marc Ellington)

personnel on this song: Marc Ellington (vo/acoustic g), Richard Thompson (g), Dave Pegg (b), Dave Mattacks (ds), Chris Hillman (mln/back vo), Ian Matthews (back vo).

Produced by Marc Ellington & Tony Cox.

↑リンク曲でも聴いて直ぐソレと判る、仰け反りモンのギター・リックを炸裂させる「Richard Thompson」(サイコー！) や「Sandy Denny」ら「Fairport Convention」一派のメンバーらと、「Chris Hillman」「Sneaky Pete」「Rick Roberts」ら「The Flying Burrito Bros.」のメンバーとの混合編成で録音された英米ルーツ・ロックの結晶と云える極上フォーク・ロック/SSWサウンドに、泥臭く滋味深い「Marc」のヴォーカルが実に渋いその筋人気のレアな一枚...


UK original LP (B&C Records CAS 1033).
ちなみに、本作のリリースはUS/カナダが "Ampex"、オランダ・日本が "Philips" と其々異なるレーベルより、ジャケも"Ampex"が山吹色、"Philips"が緑と色違いになっていますね。「Phoe～be」在庫のUK "B&C" 盤は茶色テクスチャー仕様ジャケ。

lyric insert.

personnel credit of each songs on back cover.

かつてこのLPを入手出来たときは本当に嬉しかったモノです... (確か 00's 初頭「Fairport Convention」来日公演を観る為に東京まで出向いた際に西新宿のレコード屋さんでGETした憶えが... 遠い目)。
裏ジャケ中央のLP取り出し口封筒型蓋はめ込み部分を傷めないように扱いに気を遣うレコードだっだりします(笑)。

「Marc Ellington」は、'69年～'75年のあいだ本作を含む計5作品ソロ・アルバムをリリース、オリジナルLPは何れもその筋垂涎のレア・アイテムでめったなコトではお目にかかれませんね... 

「Phoe～be」には本作のほかあと一枚、まだ比較的入手し易いであろう '75年5作目LP "Marc Time" (英Xtra XTRA 1154) の在庫があります。
＊"Marc Time" LPを記した当blog過去記事はこちら♪

その「Marc」は↑リンクblog記事の '75年作を最後にミュージシャンとしての活動はそれほどなく、「Fairport Convention」主宰の夏フェス "Cropredy Festival" や、先の「Richard Thompson」SNSポストにもあるように最後のステージとなった '19年英ロンドン "Royal Albert Hall" での「RT」バースデイ・コンサートとちょこちょこ人前に出る程度だったようですね... と云うのも、「Marc」は奥さんの「Karen」と共に 60's 終盤あたりレコード・デビューとほぼ同時期からスコットランドのほぼ廃城寸前だった古城 "Towie Barclay Castle" の復元 (英語では "Restoration" ですね。まさに「Marc」'73年ソロ4作目タイトルでした... LP欲しいw)プロジェクトをスタートさせ、ソレをミュージシャン活動で得た収入を元手に約7年がかりで遂行し、以来現在に至る迄その城主としての "顔" が地元では有名なんだとか。ほぉ～！

合掌。

では、次回も何某レコード紹介しますね～♪

Folk Rock Bar "Phoe～be"
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＊緊急事態宣言発令期間(～3/7 sun.)は臨時休業させて頂きます。