【「Phoe~be」臨時休業中】"荒馬" を掘り下げ~♪ | Folk Rock Bar "Phoe~be" blog

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大阪ミナミ・アメ村の Music Bar「Folk Rock Bar "Phoe~be(フィービー)"」店主の日記?!

2/1(mon.)・2/2(tue.)


♪引き続き、「Phoe~be」臨時休業中のレコード紹介を~♪

Crazy Horse/Self Titled

「Neil Young」との名コンビ "荒馬"「Crazy Horse」バンド単体での '71年1作目 "Crazy Horse" は、ずっとUK再発レーベル "Edsel" 盤LP (「Neil」を向き合って聴きはじめた '90年前後、輸入レコード店在庫の新品で購入した憶えが... ちなみに、ぼくが「Neil Young」の数多いアルバムのなかオンタイムで最初に買った新作だったのは「Crazy Horse」とのコラボでの '90年作 "Ragged Glory" でした♪) で愛聴しつつ、ここ近年たまに見かけるもスルーしていたUSオリジナルLPをジャケ右下部分小ccながら美品にて安価GET~(嬉!)♪


でもってちょい恒例(笑)、USオリジナルLPとUKリイシューLP違いを徹底比較(?!)↓

*【↓写真】何れも、左がUSオリジナルLP、右がUKリイシューLPです。


[left] US original LP (Reprise RS 6438).
[right] UK '86 reissue LP (Edsel ED 175).
80'sプレスの英 "Edsel" (当時「Elvis Costello」や「Nick Lowe」などのカタログを擁した英インディ・レーベル "Demon" 傘下のリイシュー部門)発売のリイシューLPは概して音の鳴りが良くその筋に定評もあり、この「Crazy Horse」再発LPもまさにそうなのですが、今回USオリジナルLPのソレと比べても殆ど遜色無いように感じます... ちゅうか個人的には聴き慣れたUK再発LPの方が未だ今はしっくり来たりして^^?!



ジャケもUK再発LPは、USオリジナルLPのマットな紙質をさらにテクスチャー化した丁寧な作りだったり... (但し、USオリジナルLPのジャケの方が厚めの紙材で、表裏とも色の濃さがやはりビミョーに違いますね)。

ケド、ぼくが「Neil」にハマりはじめ、このアルバムが聴きたくて仕方なかった約30年ほど前はUSオリジナルLPなんて見たコトさえ無く、もしあれば必ずと云って英 "Edsel" 再発LPでしたね...
「Phoe~be」レコード棚スペースが大概パンパンになってきてますが(爆!)、コレは双方とも店在庫要ですかねw?!

♪~'I Don't Want To Talk About It' (written by Danny Whitten)

Crazy Horse on this album are Danny Whitten (g/vo), Billy Talbot (b/vo), Ralph Molina(ds/vo), Jack Nitzsche (p/vo) with Nils Lofgren (g/vo), Ry Cooder (slide g on this song!!!).
Produced by Jack Nitzsche.
「Crazy Horse」1作目は、何と云っても↑リンクの「Rod Stewart」「Ian Matthews」「Rita Coolidge」など数多くの名唱でおなじみの名曲作者ヴァージョンが白眉!「Danny」の素朴で沁みる唄に寄り添う「Ry Cooder」のボトルネック・スライドも泣けるよなぁ... いつ聴いても最高極上!作者ヴァージョンにの優るモノ無しの最もたるひとつやと思います (断言!)

そして「Crazy Horse」絡みで、このLPも併せて~♪↓

The Rockets/Self Titled

そう、まさに「Crazy Horse」の前身バンド、LA拠点のフォーク・ロック6人組「The Rockets」'68年唯一作LP "The Rockets"♪


US original LP (White Whale WWS 7116).

60's 後期LAのローカル・バンドのひとつに過ぎなかった「The Rockets」のライヴを観た「Neil Young」が "奴らはLA版「Stones」みたいだ!" と絶賛して接近、その後「The Rockets」メンバー内の3人「Danny Whitten (g)」「Billy Talbot (b)」「Ralph Molina (ds)」)が「Crazy Horse」として「Neil」とコラボを組んで初のアルバム "Everybody Knows This Is Nowhere" ('69/Reprise)に至ったのは周知ですね...

♪~'Hole In My Pocket' (written by Danny Whitten)

The Rockets are Danny Whitten (g), Billy Talbot (b), Ralph Molina (ds), George Whitsell (g), Leon Whitsell (g), Bobby Notkoff (vln).
Produced by Barry Goldberg.

ちなみに、ジャケ写左から3人目が「Danny」、右端が「Billy」、その左が「Ralph」ですね... 「Billy」の何とも太々しい面構えは最初から変わらずですかねw?!隣の「Ralph」のおぼこさとは対照的です^^

で、この「The Rockets」唯一作は、'68年当時LA的なサイケ風味が散りばめられたアーシーなルーツ・ロック~フォーク・ロック・サウンド。フィドルとギターがかなりギンギンに絡むソロ・パートあたり結構クラクラ度高い部分もありつつ、↑リンク曲をはじめ「Danny」作のナンバーは、のちの「Crazy Horse」単体アルバムでの作風が此処である程度完成されているのが窺えて興味深いですね...

尚、「The Rockets」メンバーで「Neil」のバック・バンド人選から漏れたひとり「George Whitsell (g)」は、「Danny Whitten」がドラッグのトラブルで「Crazy Horse」を離れざるを得ず脱退 ('72年11月18日ヘロインのオーヴァードーズで死亡)、その後リリースされた「Crazy Horse」'72年2作目 "Loose" (Reprise) 録音に迎えられ、メインのソングライター/メンバーのひとりとして参加。

〆に、「Crazy Horse」2作目 "Loose" よりのナンバーを1曲↓
♪~'Try' (written by George Whitsell)

Crazy Horse on "Loose" album are Billy Talbot (b/vo), Ralph Molina (ds/vo), George Whitsell (g/vo), Greg Leroy (g/vo), John Blanton (p/vo).
Produced by Crazy Horse & Fred Catero.
殆ど脚光を浴びるコトの無いコチラもエエカンジなんよね~^^

では、次回も何某レコード紹介しますね~♪

【「Phoe~be」よりのお知らせ】
緊急事態宣言発令が3/7(sun.)迄延長につき、引き続き期間中は「Phoe~be」臨時休業させて頂きます。

ソレに伴い、残念ながら「Phoe~be」今月末(2/28)の開店16周年営業が出来なくなってしまいました... 発令解除明け、日程延期して周年営業 (ママさんお誕生日3/24あたりに併せて出来れば...) はしたいと思っています。
営業再開諸々、その都度お知らせしますね。どうぞよろしくお願いします!

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♪店舗情報 (Shop Information)♪
*緊急事態宣言発令期間(~3/7 sun.)は臨時休業させて頂きます。