(掲載日 2009/11/12)
<速報>新型インフルエンザウイルスの分離状況と分離ウイルス株の性状について―広島県


広島県では、新型インフルエンザウイルスA(H1N1)pdm(以下AH1pdm)の検査は、国立感染症研究所(感染研)から示された「病原体検出マニュアルH1N1新型インフルエンザ(2009年5月 ver.1)」に従ったリアルタイムRT-PCR法(一部はコンベンショナルRT-PCR法も併用)で実施しており、リアルタイムRT-PCR法でA型共通のM遺伝子が陽性、かつAH1pdmのHA遺伝子が陽性の検体をAH1pdm陽性と判定している。本県では、2009年6月9日に県内初の患者が確認されたが、それ以降、新型インフルエンザ国内流行初期における患者確定のための検査、その後の入院・重症患者を対象とした検査、定点サーベイランス検査において、これまでに合計137名の新型インフルエンザ患者を確認している(2009年10月21日現在)。当センターでは、患者の検体については、全例をウイルス分離の対象として検査を実施しているので、ウイルス分離の状況や分離ウイルス株の性状について、その概要を報告する。

1.AH1pdmの分離状況
ウイルス分離はMDCK細胞を用い、組織培養用6穴プレートに作製したMDCK細胞1穴(直系35mm)当たりに、患者の検体(鼻咽頭ぬぐい液)を0.2ml接種し、37℃、1時間吸着操作を加えた後に、トリプシンを添加したダルベッコ変法イーグルMEM培地(トリプシン添加培地)を2ml加えて、37℃の炭酸ガスふ卵器内で静置培養している。検査の対象となったすべての患者検体についてウイルス分離を実施した結果、リアルタイムRT-PCR法でAH1pdm陽性と判定された137名のAH1pdm陽性患者の検体中、1名を除いてすべての患者検体からAH1pdmが分離されている(AH1pdm陰性と判定された検体からは、AH1pdmは分離されていない)。なお、この1名の分離陰性の検体については、リアルタイムRT-PCRのcycle threshold(Ct)値の結果から、検体中に含まれるウイルス量が極めて少なかったと推察された。

MDCK細胞におけるAH1pdmの増殖態度については、接種後2日目~6日目でCPEが細胞全体に広がる場合が大半であった。このことから、今回のAH1pdmも従来の季節性インフルエンザウイルス同様にMDCK細胞に対して感受性が高く、細胞を用いたウイルス分離は比較的容易であると思われる。なお、発育鶏卵を用いたウイルス分離に関しては、ここ数年に流行した季節性インフルエンザ(AH1亜型やAH3亜型)では、発育鶏卵でのウイルス分離が困難なケースを経験していたが、AH1pdmについては、1例ではあるが発育鶏卵を用いたウイルス分離を行い、羊水内接種することでウイルスは分離されているので、発育鶏卵でのウイルス分離も比較的容易であるかもしれない。

2.分離AH1pdm株の性状
(1)赤血球凝集(HA)性:分離されたAH1pdm株の各種血球に対するHA性については、七面鳥≧モルモット>ニワトリの順にHA価が高かった。七面鳥血球を用いた場合の分離ウイルスのHA価は、MDCK細胞で分離初代の場合は2~64HA価を示し(多くの株が8~16HA)、CPEが強く出現するのに比較して、HA価は低い印象であった。しかし、HA価が低かった株(MDCK細胞培養上清)についても、MDCK細胞に継代培養することで、培養上清のHA価は8HA以上に上昇している。

(2)赤血球凝集抑制(HI)価:AH1pdm株のHI価については、感染研から分与された抗A/California/07/2009(H1N1)pdm血清を用いた成績では、137株の分離株中136株が640HI~5,120HI価を示した。1株は320HI価であった(ホモ価は2,560HI)。

(3)培養温度の違いによる増殖態度: AH1pdm株としては、流行初期の6月に採取された検体から分離された株と、10月に採取された検体から分離された株、それに加えて2008/09シーズンに分離された季節性インフルエンザウイルスAH1亜型およびAH3亜型ウイルス株について、培養温度の違いによるウイルス増殖量の差の有無を検討した。方法は,6穴プレートに作製したMDCK細胞に、1穴当たり5 PFU/0.2mlの多段増殖となる条件で感染させ、吸着操作後にPBS(-)で5回洗浄した後、トリプシン添加培地を加えて34℃と37℃の2通りの温度で培養した。培養開始24時間ごとに4日間、培養上清の一部を採取し、その中のウイルス量(遺伝子コピー数)をリアルタイムRT-PCR法で測定した。その結果、AH1pdm株は、季節性インフルエンザウイルス株同様に、34℃と37℃の培養温度でウイルスの増殖能には違いは認められなかった( )。

(4)AH1pdm薬剤耐性株サーベイランス:これまでにMDCK細胞で分離されたAH1pdm株のうち、97株についてNA遺伝子中のH275Yの変異を調べたが、いずれの株でもオセルタミビル耐性を獲得するH275Yへの変異は見つかっていない。

広島県立総合技術研究所 保健環境センター
高尾信一 島津幸枝 重本直樹 福田伸治 谷澤由枝 竹田義弘 桑山 勝 大原祥子
松尾 健 妹尾正登


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11月12日 病原体情報 [IASR]
新型インフルエンザウイルスの分離状況と分離ウイルス株の性状について―広島県

△▼厚生労働省▼△
2009年11月11日(水)掲載
○ 新着情報

・妊娠している婦人もしくは授乳中の婦人に対しての新型インフルエンザ(H1N1)感染に対する対応Q&A(一般の方対象)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/inful_ninpu.html

・妊婦等の新型インフルエンザ感染(A/H1N1)への対応(医療関係者向け)Q&A(日本産科婦人科学会)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/info_medical.html

・新型インフルエンザに関する報道発表資料
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/houdou.html

△▼厚生労働省▼△
2009年11月10日(火)掲載
○ 新着情報
・呼吸用保護具の買取試験結果について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/11/h1110-2.html

・型式検定を受けていない防じんマスクの流通について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/11/h1110-1.html

・通常流通用抗インフルエンザウイルス薬の供給状況(10月分)について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/info_local.html

・保存剤無添加の製剤(0.5mlシリンジ製剤)の納入について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/info_local.html

・新型インフルエンザA(H1N1)ワクチンの小児への接種時期の前倒し等に関する検討について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/info_local.html

・新型インフルエンザに係るタミフル等に関するQ&Aについて
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/info_local.html

・新型インフルエンザに係る医療体制に関する調査結果(10月26日更新版)について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/info_local.html

・受託医療機関で使用する「新型インフルエンザワクチンの接種に当たって」の送付について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/info_local.html

・新型インフルエンザワクチンの接種に係る16歳未満の者の保護者の同伴について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/info_local.html

・かかりつけ医療機関における「優先接種対象者証明書」の交付に係る周知について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/info_local.html

・外交団等の優先接種対象者の確認方法について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/info_local.html

・新型インフルエンザA(H1N1)ワクチンの第3回出荷等のお知らせについて
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/info_local.html

・新型インフルエンザに関する報道発表資料
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/houdou.html

・都道府県・市町村によるワクチン接種に関する相談窓口及びホームページURL
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/jiti_link.html

○リンク

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11月11日  腸管出血性大腸菌感染症[疾患別情報]
腸管出血性大腸菌感染症発生状況(速報) 第44週

11月11日 麻 疹 [疾患別情報]
麻しん発生状況(速報グラフ)  2009年第44週

11月 9日 病原体情報 [IASR]
インフルエンザウイルス分離・検出速報 2009/10シーズン

11月 9日  感染症発生動向調査週報[IDWR]
第43号(平成21年10月19日~10月25日)

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パンデミック・インフルエンザ(H1N1)-更新
WHO(GAR)  2009年11月6日

○今週の更新情報
2009年11月1日現在、世界中の199以上の国や地域からパンデミック・インフルエンザH1N1の検査確定症例が報告され、6000人を超える死亡例がWHOに報告されました。

多くの国が個々の症例数の把握を止め、特に、より軽症の症例数は集計していないので、症例数は、実際に発生している数よりも著明に少ないものとなっています。WHOは、WHO地域事務局や加盟国との頻繁な協議や、複数のデータのモニタリングを通して、流行の経過を積極的に監視しています。

最新の状況:
北米では活動性のピークを迎えた証拠はなく、激しく継続したインフルエンザの感染は報告され続けています。インフルエンザ様の症状で内科外来を受診した割合(8%)は過去6年の季節性インフルエンザのレベルを超えています。呼吸器サンプルの42%はインフルエンザ陽性でインフルエンザAの亜型は100%パンデミックH1N1 2009でした。インフルエンザ様症状の割合、呼吸器サンプルでインフルエンザ陽性の割合そして発生数はカナダでは東部へと広がり続けています。メキシコでは、春の流行時よりも9月以降、パンデミックH1N1の明らかにより多くの症例が記録されています。

ヨーロッパと中央および西アジアでは、多くの国の全域で、冬のインフルエンザシーズンの通常でない早期の始まりの合図を出しながら、パンデミック・インフルエンザの活動は増加し続けています。インフルエンザの陽性反応の呼吸器サンプルの高い割合によって記録されるウイルスの循環活動性は、ベルギー(69%)、アイルランド(55%)、オランダ(51%)、ノルウェー(66%)、スペイン(46%)、スウェーデン(33%)、イギリス(北アイルランド:81%)、そして、ドイツ(27%)で報告されました。更に、北部と(ウクライナとベラルーシを含む)東部ヨーロッパおよびロシア東部でのインフルエンザウイルスの活動性の増加と感染の証拠があります。ウクライナの状況の詳細については、Disease Outbreak News最新版を参照してください。西アジアと東部地中海地方では、活動性の増加がオマーンとアフガニスタンで報告されました。

東アジアでは、激しくそしてインフルエンザの活動性の増加は、モンゴルで報告され続けます。中国では、(季節H3N2とパンデミックH1N1)混合インフルエンザ活動性の第一波の後、パンデミック・インフルエンザH1N1の活動性は、現在優位であり、増加しています。日本中でパンデミック・インフルエンザ活動の急激な増加し続けており、特に北海道での有病率が高いと報告されています。

活発なインフルエンザ感染と、呼吸器疾患のレベルの増加は、キューバ、ハイチ、そして他のカリブ海の流行中心国(CAREC)を含むカリブ海諸国で報告されています。中央及び南アメリカの熱帯地域の多くの国々では、インフルエンザの活動性の低下が報告されています。ネパール、スリランカとカンボジアを除いては、感染は減少していますが、南および東南アジアのすべての地域ではありません。サハラ以南のアフリカからのインフルエンザウイルス分離株は主にパンデミックH1N1ウイルスですが、若干の季節性H3N2ウイルスはここ数週間に検出されました。現地の未確認の報道では、病気の活動性がここ数週間で増加したことを示しています。

新しいパンデミックH1N1 2009ウイルスの出現により、感染しやすい動物(ブタ、七面鳥、フェレットと猫)等の異なる種への感染が報告されました。限られた証拠からは、これらの感染症が感染した人間から直接ウイルス感染が起こったことを示しています。これらの孤立した出来事は、ヒトーヒト感染を通してすぐに広がった大流行への影響力はありませんでした。人間の感染がますます広範囲にわたるようになって、人間から他の動物へのウイルスの感染はより高い頻度で起こりそうです。流行の疫学が変わらない限り、これらは人間の健康に特別な危険性はもたらさないままです。

★★外務省海外安全ホームページ★★
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● 2009/11/09
新型インフルエンザの流行状況について(第60報(11月9日付))

△▼厚生労働省▼△
2009年11月09日(月)掲載
○ 新着情報

・足立政務官会見資料~インフルエンザ(A/H1N1)ワクチンの小児への接種時期の前倒し等について~
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/inful_vaccine.html

・厚生労働省動画チャンネル「YouTube」(足立政務官会見~新型インフルエンザワクチンの小児への接種時期の前倒し等について~)
http://www.youtube.com/watch?v=dyjn1wzvIkI

・都道府県・市町村によるワクチン接種に関する相談窓口及びホームページURL
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/inful_link.html

・新型インフルエンザに関する報道発表資料
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/houdou.html

・日本におけるインフルエンザ A (H1N1) のクラスターサーベイランス(集団感染の発生件数等)(平成21年11月4日現在)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/rireki/091109-01.html

・日本におけるインフルエンザ A (H1N1) の新型インフルエンザによる入院患者数の概況(平成21年11月4日現在)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/rireki/091109-02.html

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 (掲載日 2009/10/29)
<速報>2009/10シーズン初のインフルエンザウイルスAH3亜型分離―札幌市


札幌市では、2009年9月に今シーズン初めての季節性インフルエンザウイルスAH3亜型2株を分離した。

感染症発生動向調査病原体検査の検体として札幌市衛生研究所に搬入された、市内の定点医療機関である2カ所の小児科医院において9月初旬に採取された患者2名からの咽頭ぬぐい液をMDCK細胞に接種し、2検体からインフルエンザウイルスが分離された。患者の概要を表1 に示す。

分離されたウイルス2株について、国立感染症研究所から配布された2009/10シーズン新型インフルエンザAH1pdmウイルス同定用キットを用いて赤血球凝集抑制(HI)試験(0.5%七面鳥赤血球を使用)を行った結果、抗A/California/7/2009 (H1N1)pdm(ホモ価2,560)に対して<10であった。そこで、2008/09シーズン用キットを用いてHI試験(0.75%モルモット赤血球を使用)を行ったところ、2株とも抗A/Uruguay/716/2007 (ホモ価1,280)に対しHI価80、抗A/Brisbane/59/2007 (同1,280)、抗B/Brisbane/3/2007(同2,560)および抗B/Malaysia/2506/2004(同2,560)に対しては<10であり、AH3亜型と同定された。

今回分離したウイルスのHA抗原性は、HI試験の結果からは2008/09シーズンワクチン株と抗原性が異なってきていると考えられる。このため、今後、国立感染症研究所から配布される予定である2009/10シーズン用のキットを用いて赤血球凝集抑制(HI)試験を行い、抗原性を比較していく必要がある。札幌市における2008/09シーズンのインフルエンザAH3亜型流行は、例年に比較して小規模であった。一方、新型インフルエンザが発生して以来、AH1pdmが主流を占めているが、中国などではAH3亜型も同時流行しているので、本亜型の発生動向にも注目していきたい。

札幌市衛生研究所
村椿絵美 菊地正幸 扇谷陽子 伊藤はるみ 水嶋好清 矢野公一

http://idsc.nih.go.jp/iasr/rapid/pr3573.html


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パンデミック(H1N1)2009 - 更新 71
2009年10月23日 WHO (原文 )


update 71
 2009年10月17日現在、世界中で41万4千人を超える実験室診断で確定したパンデミックインフルエンザH1N1 2009感染者と5千人を超える死者がWHOに報告されている。

多くの国々が全数報告を中止しており、患者数、特に軽症例の数は実際よりも少なく報告されていると考えられる。WHOは、パンデミックの状況をWHO地域事務局および加盟国と頻繁に連絡を取り合いながら、また、さまざまなデータを介して積極的に監視している。

新たな流行

今週に入り、モンゴル、ルワンダ、サオトメとプリンシプルが初めてパンデミックインフルエンザの患者を報告した。

アイスランド、スーダン、トリニダド・トーゴが最初の死亡例を報告した。

最新の状況

全体的に、北半球でのインフルエンザの流行は先週と大きく変わっていないが、呼吸器疾患の患者発生地域は拡大し、継続して増加している。北米地域では、アメリカにおけるインフルエンザ様疾患(ILI)の発症率が例年に比べはるかに高く、提出される検体のうち、パンデミックH1N1 2009ウイルスの占める割合も高くなっている(提出された検体のうち29%がインフルエンザA陽性であり、亜型の判明したすべてがパンデミックH1N1 2009ウイルスであった。カナダも4週連続でILI発症率が上昇しているが、最もインフルエンザの活動が高いのはブリティッシュコロンビア州の西部である。メキシコも国の一部の地域でインフルエンザの感染が拡大していると報告している。ヨーロッパの国々では、インフルエンザの流行は低いが、ベルギー、イスラエル、オランダ、ノルウェー、イギリスの一部ではILI/ARI (Acute respiratory infections; 急性呼吸器感染症)の割合が例年より高い。また、これらの国ではインフルエンザウイルスの検出率も高くなっており、インフルエンザシーズンが例年より早く始まっているのかもしれない。東欧と北アジア地域では呼吸器疾患が多くなっているが、例年のインフルエンザシーズンのレベルにまでは達していない(ただし、これらの地域では、ベースラインデータの無いところが多い)。注目すべきは、アジア地域におけるインフルエンザA(H3N2)の割合は、東アジア地域を除き、パンデミックH1N1 2009ウイルスの検出数の増加に伴って減少している。現在、唯一東アジアでかなりの数のインフルエンザA(H3N2)の分離が報告されている。

世界の熱帯地域では、発症率は一部の地域を除き減少傾向にある。キューバ、コロンビア、エルサルバドルはアメリカ熱帯地域で発症率の増加を認めている。今週報告を行なったアジア熱帯地域の国では、呼吸器疾患の発症率は低下している。

先週の南半球の温帯地域におけるパンデミックインフルエンザの流行に関して、特記すべきことはなかった。




詳しくは

http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/2009who/update71.html

地域名 累積総数
2009年10月18日まで
症例数 死亡例
WHOアフリカ地域 (AFRO) 13,297 75
WHOアメリカ地域 (AMRO) 160,129 3539
WHO東地中海地域 (EMRO) 14,739 96
WHOヨーロッパ地域 (EURO)
63,000以上
少なくとも261
WHO東南アジア地域 (SEARO) 41,513 573
WHO西太平洋地域 (WPRO) 122,267 455
総計
414,945以上
少なくとも 4,999


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