ただ今、公私共に忙しくて更新が遅くなっておりますm(_ _ )m
長い旅行記になると思いますがお付き合いの程よろしくお願いします。
日常の出来事は「なう」でボソッと更新しておりますので
お時間がある方は是非ともお立ち寄り下さい。
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イタリア旅行記
2013/12/29~2014/01/05
イタリア旅行記①(成田国際空港 ANA&UNITEDビジネスラウンジの紹介)
イタリア旅行記②(エバー航空 成田→台北 ビジネスクラス搭乗)
イタリア旅行記③(台北桃園空港 エバー航空ビジネスラウンジ:The INFINITY)
イタリア旅行記④(エバー航空 ビジネスクラス 台北→香港 搭乗)
イタリア旅行記⑤(香港国際空港で許留山のスイーツをいただく♪)
イタリア旅行記⑥(香港国際空港「PLAZA PREMIUM LOUNGE」レポ)
イタリア旅行記⑦(スイスインターナショナルエアラインズ ビジネスクラス搭乗)
イタリア旅行記⑧(チューリッヒ空港ビジネスラウンジ→スイスインターナショナルエアーラインズ ビジネスクラス搭乗)
イタリア旅行記⑨(ヴェネツィア到着♪→ホテル探しに悪戦苦闘→パニーノ食べて復活♪)
イタリア旅行記⑩(ヴェネツィア ホテル紹介「B&B Live In Venice」)
イタリア旅行記⑪(夜のヴェネツィアをぶらり散策→バールでカフェ♪)
イタリア旅行記⑫(魚市場→アカデミア橋→サンタマリアデッラサルーテ教会→サン・モイゼ教会)
イタリア旅行記⑬(サン・マルコ広場周辺→黄金に輝くサン・マルコ寺院に入館)
イタリア旅行記⑭(サン・ポーロ地区~サンタ・クローチェ地区の名所巡り)
イタリア旅行記⑮(ヴェネツィア カウントダウンからの~Buon anno!)
イタリア旅行記⑯(ヴェネツィアからイタリア高速列車“itaro”に乗ってローマ入り)
イタリア旅行記⑰(ローマ到着 ホテル紹介「B&B Roma Da Noi」)
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続いて、スペイン広場からバブイーノ通りを抜けてポポロ広場へと行きました。
建設資金をローマ市民(ポポロ)が負担したことがその名の由来になっています。
パラディエールの設計により1816年から8年の歳月をかけて造られたこの広場は、
人民広場という意味を持つこの広場は古くから交通の要所であり
かつては関税の役目を担っていた場所でもあります。
ベルニーニやカラヴァッジオなどの彫刻や絵画の名作が所蔵されていて
まるで美術館のような教会になっています。
▼広場中央にはエジプトから戦利品として持ち帰ったオベリスク、
北側に王侯貴族が馬車でローマを訪れる際の玄関工だったポポロ門、
広場のポポロ門の右側にはサンタ・マリア・デル・ポポロ教会があります。
▼広場南側には、リベッタ通り、コルソ通り、バブイーノ通りと放射状に3本の道路が伸び、
その間にバロック期に建築されたサンタ・マリア・ディ・ミラーコリ教会(右)と
サンタ・マリア・イン・モンテサント教会(左)という双子教会が建ち並んでいます。
2つはとてもそっくりですが、実際はクーポラの形が違うしモンテサント教会の方が大きいです。
■サンタ・マリア・デル・ポポロ教会
私がこの広場で一番気に入ったのはサンタ・マリア・デル・ポポロ教会です。
建築資金をローマ市民(ポポロ)が負担したことがその名の由来になっているこの教会は、
皇帝ネロの魂が悪霊になったという噂を鎮めるため1099年に教皇パスカリス2世が創建。
教会内部は三廊式になっていて15世紀末のルネサンス様式が強く残っていますが、
17世紀後半に銀行一族キージ家出身のローマ法王・アレッサンドロ7世の
お気に入りの彫刻家だったベルニーニによってバロック風の装飾が加えられました。
▼主祭壇から直線上にきたこの足元にはドクロと骨のプレートが埋め込まれています。
毎度のことながら私は予習ゼロでここへ行ったので何も知りませんでしたが、
この教会、トム・ハンクス主演の映画「天使と悪魔」で登場する重要な場所だったんですね!
あぁ・・・そんな凄い所なら予習していけばよかったとちょっと後悔です
▼入口を入ってすぐ左側に有名な「キージ礼拝堂」があります。
銀行家アゴスティーノ・キージの依頼にによってラファエロが設計しましたが完成せず、
死後100年経ってベルニーニがアゴスティーノと弟シジスモンドの墓を完成させました。
映画「天使と悪魔」では右横のベルニーニ作品「ハバククと天使」の天使像が
次なる殺人現場を示していた・・・という重要なシーンで使われていた場所です。
頭上のクーポラのモザイク画はラファエロの下絵を元に作られたもので、
中央のメダリオンに神、その周囲に擬人化した7つの惑星と星空を配し、
神が世界を創っている場面を表しています。
▼主祭壇の左側には「チェラージ礼拝堂」があります。
正面にはアンニーバレ・カラッチ作「聖母被昇天」が飾られ、
両脇にはカラヴァッジョ作「聖ペテロの殉教」と「聖パウロの改宗」があります。
残念ながらカラヴァッジョの作品は凄い人で撮れませんでした。
▼教会正面の主祭壇には13世紀頃に描かれたといわれる
ビサンチンの板絵「マドンナ・デル・ポポロ(市民のマドンナ)」が飾られています。
手前には幼子イエスの人形も置かれています。
▼こちらはピントリッキオによって装飾がなされた「チーボ礼拝堂」です。
ロレンツォ・チーボ枢機卿のためにカルロ・フォンターナによって作られました。
中央に飾られているのはルロ・マラッタ作の祭壇画「無原罪の御宿り」。
▼入口を入ってすぐ右側にあるのは「ローヴェレ礼拝堂」です。
枢機卿ドメニコ・デッラ・ローヴェレのためにアンドレア・ブレーニョによって作られました。
聖母や諸成人を書いたピンツィリッキオの祭壇画「幼子キリストの礼拝」が飾られています。
そしてたくさんの墓碑の中でも特に目を引いたのは入口のすぐ脇にあった
彫刻家ジョヴァンニ・バッティスタ・ジスレーニの墓です。
大理石で作られた骸骨像が格子の向こうからこちらを覗いている様は
ちょっと不気味で逆に心を惹かれてしまいました。
教会を出て時計を見たら・・・ナント17時を回っていました!
美術館のような教会っと言われているだけあってたくさんの芸術品が並び
1時間では見足りないほど見応えのあるものでした。
ヨーロッパの教会や聖堂の荘厳な美しさは時代や宗教を越えて、
人々の心に感動や畏敬の念さえ抱かせるほど計り知れないものがありますね。
日もだいぶ落ちポポロ広場にも薄っすら暗くなりはじめてきました。
最後のもう一ヶ所行かなくてはならないことがあるので
ポポロ広場を後にし地下鉄に乗って次ぎの場所へと向かいました。
つづく・・・。