この記事は続編です。こちらの記事を先にお読み下さい
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海パパ、粘膜血便が出はじめてから約3ヶ月後・・・
日本運動物高度医療センター(JARMeC)に
セカンドオピニオンで通うことになりました。
ウチからJARMeCまでは約1時間強。
電車→タクシーを乗り継がなくてはならないため
交通費も往復3000円越えとかなりの大出費
更に体重7kgの海を連れての通院は
それなりに大変になるだろうと予想をして
急遽、キャリーバッグを購入しました。
これがもの凄ーく助かるアイテムでした♪
▲電車内でお利口さんにしている様子
かかりつけの病院からは、
「JARMeCさんでは最高の医療が受けられますが、
治療費はそれなりに高いので覚悟して下さい」と
言われていたのである程度の覚悟はしていましたが・・・
いや~想像を遥かに上回る金額でど・ビックリ
まぁ、最後の金額を見てやって下さいな
それでも「海パパの病気が治るなら・・・」と
藁をもつかみ思いで通ったのでした。
海パパ・炎症性ポリープ闘病記②~日本動物高度医療センター編~
■2103年6月15日(JARMeC初診)
JARMeCでのセカンドオピニオンがSTART。
初診ということで血液検査、画像診断等の検査をする。
検査の結果、直腸にポリープがあることが判明!
今まで血便の原因が分からなかっただけにホッとする。
そして病理組織検査に出す為に全身麻酔をして
ポリープの一部を採取する手術を行った。(結果は1週間後)
▲採取したポリープの一部
その後、先生と今後の治療方針について話し合う。
外科療法か・・・内科療法か・・・一番の悩みどころだった。
手術をして何の問題もなければすぐに治るが、
もし狭窄(腸が狭くなる事)や感染症がおきてしまうと
今よりももっと大変な生活を送らなくてはならない場合もある。
この時の海パパはウンチに粘膜血便は混じるものの
それ以外は食欲もあり普通の生活を送っていた。
・・・なだけに、術後のリスクを背負ってまで
今すぐ手術する必要があるのだろうかと悩んだ。
『できることなら薬だけで治って欲しい』
私達の中ではそういう重いがが一番強かったので、
まずは内科療法で治療することをお願いした。
基本診察料 5,000円
検査料 57,360円
画像診断料 48,000円
薬治料 10,500円
注射料 9,000円
処置料 2,000円
麻酔料 14,800円
消費税 7,333円
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合計 153,993円
ある程度の覚悟はしていたものの
初診で15万円以上も請求されてビックリ
会計の時にぶっ倒れそうになりました。
しかしこの後も万単位での請求が続くのでした・・・。
■2103年6月25日
初診から10日後。ポリープ採取後の経過と
追加の薬をもらうために再びJARMeCへ。
前回採取したポリープの病理組織検査の結果、
やはり炎症性直腸ポリープとの結果だったが、
「採取したのは一部なので癌の確立が0とは言い切れない。
しかし画像診断から癌の確立はほぼない」とのことだった。
なのでそのまま内科療法で治療を進めることになり
この日からステロイド①の服用がはじまった。
基本診察料 2,000円
薬治料 14,600円(1ヵ月分)
消費税 830円
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合計 17,430円
ステロイドを飲みはじめると食欲が増し、
ご飯やおやつを催促するようになりました。
先生からは拾い喰いに注意するよう言われました。
それから飲む水の量ももの凄く増えました。
海パパは滅多に家の中でトイレはしなかったのに
水を飲む度にトイレに行くようになり
1回のオシッコでトイレシートが吸収しきれない程
大量のオシッコをするようになりました。
なので海パパ用に安いトイレシートを買いこみ
毎回、取り替えることにしました。
■2103年7月23日
ステロイド①を飲みはじめてから約1ヶ月・・・
早いコだと薬が効きはじめてくる頃だと言われたが、
海パパには全く変化がなく粘膜血便が続いていた
もう1ヶ月、同じく薬を飲ませて様子をみることに。
基本診察料 2,000円
薬治料 14,600円(1ヵ月分)
消費税 830円
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合計 17,430円
▲名前が呼ばれるのを緊張して待つ海パパ
■2103年8月24日
ステロイド①を飲みはじめてから約2ヶ月・・・
相変わらず変化はなく粘膜血便が続く
この日は血液検査、画像診断、触診をしたが、
ポリープが小さくなっている気配もなかったので、
別の薬(ステロイド②)に切り替えることとなった。
その薬は1ヶ月分で5万円近くかかると言われたが、
内科療法でいくならそれしか方法はないので
その薬に賭けてみることにした。
まずは様子を診るため1週間分の薬が処方された。
基本診察料 2,000円
画像診断料 6,000円
薬治料 5,800円(1週間分)
消費税 690 円
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合計 14,490円
■2103年8月31日
ステロイド②に切り替えて1週間・・・病状に変化なし
薬の効きをみるために血液検査をしたが、
血中濃度が低いとのことで量を増やすことになる。
1週間分の薬が処方され様子をみることに・・・。
基本診察料 2,000円
検査料 13,790円
薬治料 5,900円(1週間分)
消費税 1,084円
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合計 22,774円
■2103年9月7日
ステロイド②に切り替えて2週間・・・病状に変化なし
薬の効きをみるために再び血液検査をすると、
今度は血中濃度が上がり過ぎているとのことで
薬の量を減らすことになった。
再び様子を診るため2週間分の薬が処方された。
基本診察料 2,000円
検査料 9,500円
薬治料 17,400円(2週間分)
消費税 1,445円
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合計 30,345円
私達はこの頃から少しずつJARMeCの治療に
行き詰まりを感じはじめていました。
最高の病院で最高の治療をしてるにも関わらず、
薬が全く効かないこと・・・治療費が桁外れに高額なこと・・・
そして何より海パパの病状が全く良くならないことに
一番の焦りを感じはじめていました。
そして旦那と話し合った結果、
JARMeCでの治療は一旦やめる方向にもっていき、
かかりつけの病院で他に良い病院がないか・・・
相談してみることにしました。
とりあえずステロイド②の薬の効きをもう少し診たい為、
その作戦はしばらく温めておくことにしました。
■2103年9月21日
ステロイド②に切り替えてから4週間・・・
病状に全く変化はなく粘膜血便は続く
血液検査の結果、血中濃度はOKで
薬は今の量で決まった。
再び様子をみるため2週間分の薬が処方された。
基本診察料 2,000円
検査料 18,250円
薬治料 17,400円(2週間分)
消費税 1,882円
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合計 39,532円
9月26日、海外旅行中に海パパを預けるため
久しぶりにかかりつけの病院に行きました。
その時にJARMeCでの治療をやめたいことと
他に良い病院がないか・・・と先生に相談してみました。
すると「街医者だけど腕のいい院長がいる病院があるから
もし転院を考えるなら紹介状を書くよ」と言ってくれました。
実はその病院、JARMeCを紹介してもらう前に
旦那がネットで調べて「この病院、良さそうだな~」と
言っていた病院だったのです!
私達は迷わずその病院に転院することを希望しました。
そしてサードオピニオンに向けて動き出すことになったのです。
■2103年10月4日
ステロイド②を飲みはじめてから6週間・・・病状に全く変化なし
血液検査をして血中濃度を測る→問題なし。
この日、私はある決意を持って病院に来ていた。
「今後はかかりつけの病院で薬を処方してもらうので、
こちらでの治療は今日で最後にさせて欲しい」と
話を切り出した・・・すると先生は渋々だったが了承してくれた。
今後はJARMeCとかかりつけの病院とで連絡を取ってもらい、
かかりつけの病院で薬の処方と検査を行うことになった。
最後に2週間分の薬を処方してもらいJARMeCでの治療を終えた。
基本診察料 2,000円
検査料 9,500円
薬治料 14,300円(2週間分)
消費税 1,290円
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合計 27,090円
★JARMeC TOTAL治療費 323,084円
(これまでの合計金額:332,009円)
振り返ればナント・・・
JARMeCでの治療費は30万円越えしてたー
ε=ε=ε= ヒイィィィ!!!!( ̄⊥ ̄ノ)ノ
しかも何の成果もなかったという最悪の結末
こんなことならすぐに手術しちゃえばよかったかな・・・と
ほんの少し後悔しています。
でもこれはJARMeCの治療が悪いとかではなく、
ただ単に海パパには薬が効かなかったってだけのこと。
内科療法にこだわり続けた私達の責任でもあります。
でもこれでやっと決心がつきました。
手術は絶対に避けたいと思っていましたが、
サードオピニオンで薬の効果がなかった場合は、
すぐに手術に踏み切る決心がつきました。
それにこれ以上長引かせると
ポリープが「癌」に変貌する恐れもあるらしい・・・
そうなると手術ももっとハードになってしまい、
海パパの体にも大きな負担がかかってしまうので、
転院したらすぐにでも手術するつもりでいました。
術後のリスクを考えると本当に心配で心配で・・・
今でも薬で治ってくれたら!という思いはありますが、
血便が出はじめたから9ヶ月経つので、
もう手術するしかないのかな~と思います。
そして私達は次の病院へ転院をしました。
サードオピニオンにつづく・・・。