技術進歩、とりわけエレクトロニクス、バイテク、ファインケミカル、ロボット工学、人工知能、マルチメディアといったハイテク産業分野における技術進歩には目覚ましいものがあります。
新製品やサービス、新しい工程技術が続々と生み出されています。
新しいハードウェアの誕生は、ビジネスのシステムを変え、ビジネスのトレンドに大きく作用します。
加えて、地球規模でのコミュニケーション・ネットワークの発達によって、企業の情報収集能力が高まり、ソフト面でのイノベーションを続発させています。
このため、これまで以上に技術の普及速度もまた増大しているのです。
日製品ライフ・サイクルの短縮と市場の細分化数多くの製品・サービスが市場に送り込まれますが、それらが導入→成長→成熟→衰退するライフ・サイクルは、信じられないほど短くなっています。
たとえば、冷蔵庫が成熟商品になるまで30年かかりましたが、電子レンジのそれはわずか10年であったといわれています。
他方において、意図的にライフ・サイクルを早め(意図的陳腐化)、競合会社を駆逐することが、現代企業でよくみられる競争戦略とすらなってきています。
このため、企業は当然のことながら、新製品を開発する期間を大幅に短縮せざるをえなくなっています。
先に市場ニーズのグローバルな均質化傾向について触れましたが、他方においてその逆現象ともいえる市場セグメントの狭小化傾向がどんどん進捗しています。
独身生活者、キャリア・ウーマン、高年齢者層、ヤッピー
、新人類といった独自のニーズをもつ集団が増大の一途にあります。
こうした市場細分化はまた、見方を変えると、狭いセグメントに的を絞ろうとする企業の競争戦略の結果でもあります(ニッチ創造と範囲の経済の追求)。
こうして企業は、内外市場での激しい競争に直面させられ、これらの経営環境の変化(外生変数Vに対応すべく、新たなる成長戦略の模索を重ねることとなります。