今年はオリンピックがあるからなのか、夏ドラマのスタートが、各局とも一部を除き早めです。春ドラマの中には終了したばかりの作品もあるというのに😅夏ドラマの情報解禁が早いなと思ったけど、放送開始が早いからだったのですね。

 

終了したばかりのドラマもあれば、随分前に「もう最終回?」と感じたドラマもありました。まあこれも放送開始時期の違いで、どのドラマも9話~11話構成です。一応自分でネットを検索して知った情報として、平均視聴率などを記しておきます。

終了が早かったドラマ順に書いていきます🙂

 

★『Destiny』全9話(平均7.5% 最高9話8.3% 最低7話6.7%)

やはり主演俳優の好き嫌いは、視聴意欲に影響するので、一応視聴はしていたけれど、結局このドラマの伝えたいことが分からなかったのです。だから視聴していてもイライラさせられるシーンが多かったですね。タイトルの意味すらも回収出来てないと私は感じました。ミステリーっぽい雰囲気だけは漂わせていましたが、全然ミステリーでもなく、自分勝手なキャラだらけだったという...

 

★『花咲舞が黙ってない』全10話(平均7.3% 最高10話8.1% 最低9話6.4%)

これは結構最後まで楽しく視聴しました。今田美桜と山本耕史のコンビも良いので、続編もあり?半沢直樹が劇団ひとりだったとは!意外なキャスティングでしたが、悪くなかったと思います。しかし、お金が絡むと人間の欲深さが露になりますね😓

 

★『アンチヒーロー』全10話(平均10.8% 最高2話12.8% 最低4話9.2%)

日曜劇場らしいドラマでしたが、オリジナル脚本でここまで練り上げられたのは流石ドラマのTBSという感じです👍役者も揃っていましたし、それぞれがキャラクターをぶれないように演じていたのも良かったと思います。ドラマの根幹は、やはり脚本なので、しっかりと構成されている脚本のドラマは間違いなく面白いです。伏線回収は、種明かしとは違いますからね😅俳優の演技、脚本の完成度、視聴を継続させる演出のバランスが見事だったと思います。色に関わる名前のキャラクターは、やはり明墨の味方でしたね。若手二人(赤峰と紫ノ宮)の成長にも拍手👏伊達原はくどすぎでしたけどね😓

 

★『366日』全11話(平均6.1% 最高1話7.2% 最低5話5.4%)

このドラマに関しては、モチーフにした歌の世界にこだわり過ぎて、ストーリー構成が上手くいかなかったように感じます。『リバオケ』『最愛』等の脚本家だから、オリジナルストーリーでも良かったのでは?歌のイメージは様々なので、かえって脚本家の足枷になってしまった気がします。主演の二人なら、もっと素敵なラブストーリーを演じられたと思うのですが...

 

★『くるり~誰が私と恋をした?~』全11話(平均5.4% 最高1話11話5.8% 最低5話5.0%)

視聴率は決して褒められる数字ではないのですが、意外に面白くて心がほんわかするドラマだったと思います。記憶を失くしたことで、改めて自分の姿を見つめ直し、本当の愛を見つけるまことの心情の変化などを生見愛瑠が上手く演じていました。過去を思い出すことによって、周りの風景や人々の印象が変化することの怖さなどの微妙な感覚をちゃんと演じていました。やはり瀬戸康史演じる公太郎の包容力が決め手かなと思いました。若い二人は、突っ走るだけでしたしね。めるるには、まだまだチャレンジしてほしいと改めて感じました😄

 

★『Believe-君にかける橋-』全9話(平均10.3% 最高9話13.2% 最低8話9.1%)

このドラマをどう評価すべきか?悩ましいところです。流石キムタクと言えるのかどうか?はっきり言えば、このドラマが描くべきテーマは、9話では無理だろうなということです。素晴らしい俳優陣ですが、どのキャラも中途半端で、もったいないと感じます。恐らく全てのキャラにサイドストーリーが描けると思うのですが、そうなればまあ倍の話数は必要でしょう。印象深かったのは、竹内涼真です。硬軟のバランスというか絶妙な味を感じました。最終話の天海祐希に関しては、何となくもう亡くなっているのでは?と感じていたので、そういうラストかあと思いました。日本人好みの浪花節的なラスト😅結局本質には迫れなかったなとガッカリしました。社会派っぽい作りなのに、最後は情ですか?

 

★『9ボーダー』全10話(平均5.5% 最高1話6.7% 最低5話4.8%)

期待値はそれなりにあったのですが、見事に裏切られた感じです。ドラマの肝は脚本ですが、このドラマには軸がなかったと思います。書きたいテーマがぼんやりしていたら、結局こんな風になりました~みたいな。ドラマ的要素として、父親失踪と家業問題、謎の男登場(波乱要素)を入れてみました?姉妹それぞれの心を揺り動かす事件は起こるけど、微妙だったなと思います。金曜10時は、もっとミステリーなドラマの方が合うと思います。

 

★『アンメット-ある脳外科医に日記-』全11話(平均6.0% 最高11話6.8% 最低4話5.4%)

春ドラマで一番惹かれたドラマ。『アンチヒーロー』以上に面白く見ました。映像としての出来も素晴らしいけれど、ストーリーの展開、キャラクターと俳優のバランスも非常に質が高かったと思います。主演の二人は、もちろんのこと、助演陣が本当に見事で、まだまだ見たいと思わせるドラマでした。最近はセリフで何でも説明してしまう作品もありますが、このドラマはセリフがなくとも俳優陣がきちんと表情や仕草で表現出来ていたと感じます。ゲスト俳優も素晴らしい役作りをしていたのも印象的です。特に加藤雅也は、最初分からなかったくらい🤔

 

★『ブルーモーメント』全10話(平均6.7% 最高1話8.6% 最低4話5.6%)

なかなか面白いとは思ったのですが、どうしてもストーリーやキャラ設定に『MER』の影がちらついてしまうのがネックだったかな。気象の話や知識は、興味深かったのですが、最後まで『MER』似のままでした。2話で視聴率があまり下がらなかったので、これは春ドラマの目玉になるかも?と思ったのですが...

でも正直なところ、実際巨大台風が襲来したら、大都市は脆いと思うのですよね。そのあたりに関しては、少し考えさせられるドラマではないかと。ドラマチックよりリアルに迫った方が良かったのではないかな?

 

☆☆☆☆☆

記憶喪失が多すぎとの記事も読みましたが、でもそれぞれに記憶喪失の意味が違っていて、そこからどう展開するのかと考えたら、全て着地点は違っていたわけで...

『366日』は、なぜそういう設定にしたのか謎ですが、他はストーリー的には無理ではない気がしました。まあ『9ボーダー』も違うアプローチあったかな?と思いますが。似た設定は少ない方が良いと思います。韓国ドラマでもありがちですけどね~

夏ドラマも始まりましたね。金曜10時がミステリーに戻って良かった~