春の始まりは雨続きでしたが、やっと陽射しが戻ってきました。次の週末は連休ですし、プロ野球キャンプ見学を予定されている皆さんもホッとしているかな?雨天でも見学者は居ましたが、やはり晴天の下が良いですよね~

 

私は基本インドア派なので、雨続きでも行動パターンはあまり変わりません。たまにアクティブに出掛けることもありますが、休日は映画とジムの時間調整に悩むことが多いです(^-^;今月も観たい映画がたくさんあります。

 

ドキュメンタリー好きな私としては、この映画は見逃せないと思っていました。自分自身の考える民主主義をもう一度考え直すためにも。

この映画から何を感じるのかは、観た人次第でしかないけれど、私の頭の中には、みゆきさんの『ファイト!』や『世情』が巡っていました。きっと声を上げた二人を見るごくごく普通の人たちの視線は「街頭演説中になんか変な人が叫んだから警察に阻止されてた」そんな感じでしょう。周りのスルーする感じが怖いなとも感じました。

とはいえ、私がその場に居ても何も出来なかったでしょう...

 

会場の雰囲気に心の声を押えることが出来ずヤジを飛ばした男性に対し、「周りに迷惑でしょ?」という一言で現場から排除しようとする警察官たち。あくまで論理的に呼応する男性に一言も法的根拠など示せるはずもなく...思わず失笑してしまいました。このシーンで警察側は「周りに迷惑がかかるから」という理由で排除しようとしているのに、なぜか裁判では「本人の身に危険が及ばないように」なんて言い出す始末。

 

現場での映像がしっかりと残っているのに、我が身の可愛さゆえなのか再現映像まで作るという手の込みようですが、この再現映像が失笑を誘うようなもので、こんな映像のために時間も費用も人も割けるほど余裕ありなのか?と変に感心しました(^-^;

 

あの時あの場で声を上げた二人の人生は、随分変化したと分かります。二人の表情を見る限り、悪い方への変化ではないと思うので、声を上げることの大切さを改めて感じます。

 

政治は遠いことではなく、私たちの生活に直結しています。私たちが態度を示せるのは選挙ということになります。誰がなっても変わらない...それは選挙に行かない理由付けですよね?

 

私はこの年になってようやく自分が教えられてきた民主主義ってどうも本質から外れているのではないか?と思うようになってきました。それは多くの社会派ドキュメンタリーから学んだことです。人生いくつになっても学びです。

 

「美しい国」という言葉が大好きな議員たちのなれの果てを見るにつけ、もしかしてあの人たちって「美しい」と「美味しい」を取り違えてるのかな?と思ったり(爆)

いくらなんでもね~高学歴の方々ですから、まさか間違えてないでしょうけど。

まあ口先だけで「美しい」と言うだけは、誰でも言えますが、本当に「美しい」かどうかは分かりませんし、あの方々にとって都合の良い「美しさ」なのでしょう。

 

私は真に美しい人、美しい生き方を貫いている人は、「潔さ」も携えていると思っています。我が身を守るためには嘘も平気、責任転嫁、自分は悪くないと言い訳満載な議員を見るにつけ、一体この人の真実は何なのだろう?と思います。

 

私たち有権者が喉元過ぎれば熱さ忘れる状態なのも一因です。問題があれば、しっかり解決するまで監視しないといけないのです。またマスメディアは表面上だけを面白おかしく伝えたがりますが、問題の本質は何かを私たちが見抜かないといけないと思っています。

 

追加情報として、ドキュメンタリー好きな人には興味深いかと思います。

どれも興味深い上映作品の中で、北海道限定上映『102歳のことば~生活図画事件 最後の生き証人』は特に観てみたいです。『ヤジと民主主義』の中にもこの事件が少し引用されています。