'国民死刑投票'作家"原作に忠実だが興味要素加えて..女キャラクター強化"

‘国民死刑投票’チョ・ユニョン作家が私たちが信じる正義は果たして正しいか質問を投げた。

来る8月10日初回放送を前にしてSBS新しい木曜ドラマ‘国民死刑投票’(脚本チョ・ユニョン/演出パク・シヌ/制作(株)パン・エンターテインメント、スタジオS)は対象に国民死刑投票を進めて死刑を執行する正体不明の‘犬仮面’を追跡する話を描いた国民参加審判劇だ。
2016年SBSドラマ‘麗~花萌ゆる8人の皇子たち~’を執筆したチョ・ユンヨン作家は繊細な筆力で大きな愛を受けた。一寸のほつれもない整った構成、豊かな感情ラインが視聴者たちの心を揺さぶったこと。そのようなチョ・ユニョン作家がハードボイルド追跡スリラー‘国民死刑投票’で帰ってくるというニュースに期待の反応があふれた。

 

‘国民死刑投票’はカカオウェブトゥーンとカカオページで連載されて累積レビュー数1億 3千万回を記録中である同名の人気ウェブトゥーンを原作とする。チョ・ユニョン作家が前作と180度異なる雰囲気の‘国民死刑投票’執筆を決めた理由は何だろうか。チョ・ユニョン作家は“映像化に最適である魅力的な設定”と答えた。
続けてチョ・ユニョン作家は“偶然に読んだ後、この作品がドラマ化されるならば必ず私がしたいと数年を意気込んだ。ちょうど契約中であるパン・エンターテインメントが版権を保有中であることを知るようになった。この場を借りて制作会社の原作選球眼とリメイクを任せて下さったことに感謝申し上げる”と付け加えた。

 

原作があるだけにチョ・ユニョン作家も色々悩んだと。チョ・ユニョン作家は“原作に忠実だが現在の時点で視聴者たちがより一層興味を感じるほどの要素を加える形で作業した。女性キャラクターの強化が特にそうだ”と話した。また“犬仮面が懲らしめる事件は編集された情況説明だけで国民の誤った選択を誘導するという誤解を避けるために‘確実な判決、しかし弱い処罰’寄りに再構成した。何より似た犯罪で犠牲になった方々のつらい記憶に触れるのではと思い今でも慎重になる”と説明した。

チョ・ユニョン作家に‘国民死刑投票’はどんなドラマなのか、ドラマを通じてどんなメッセージを伝えたいのか尋ねた。これについてチョ・ユニョン作家は“正義は道理だ。 私たちが追求する正義は常識から大きく抜け出さないのに自ら処した状況や欲のためにその正義が変質したりする。 ‘国民死刑投票’は私たちが信じている正義がどれくらい簡単に変わるのか、社会規範に忠実な私の正義は正しいのか限りない疑問を提示する作品だ”と説明した。

引き続き“ドラマ一つが世の中を変えるとは思わない。ただし質問を投げることは出来るのではと期待する。私が、あなたが、私たちが信じる正義は果たして正しいだろうか?”という質問でインタビューを終えた。

一方SBS新しい木曜ドラマ‘国民死刑投票’は8月10日木曜日夜9時1回、2回連続放送を始め毎週木曜日夜9時1回ずつ放送される。

 

☆☆☆☆☆

ドラマの肝はシナリオだと感じます。特に原作がある場合、作家は大変かもしれません。原作ものの難しさは、日本のドラマでも感じます。オリジナルストーリーと違って、漫画でも小説でも固定ファンが居るので、しかもそういうファンは結構細かくチェックするので、キャラの改変など下手すると抗議殺到なんてことも...

作家としては、慎重にならざるを得ないところでしょうが、決められた尺の中に納めつつ、ストーリーを展開させなければならないので、そこはまた腕の見せ所とも言えます。伝えたいメッセージがしっかり描けているか...このドラマはそこがポイントになりそうですね。作家は書いたつもりでも視聴者が受け取れるか?難しいところですね。