舞台挨拶付上映って癖になります(*^^*)先日も映画版『チェリまほ』の舞台挨拶付上映を観たのですが、短い時間ながら楽しかったです。『流浪の月』は原作も読み、舞台挨拶があったらぜひ観なきゃと思っていました。やはり観て正解でした。映画を観る前の挨拶だったので、ネタバレしないような話ではありましたが、映画をより深く味わえました。

 

舞台挨拶の詳しい記事

 

文と更紗を演じた二人のインタビュー

 

 

 

 

原作ありの作品でも読む読まないは関係ないと思っていますが、この映画は原作を読んだ方が良いと感じます。上記の記事にもあるように、読んでから観た方が味わいが深くなるかなと思います。

 

時間の関係上、どうしても描き切れない部分は必ず出てくるので、それをどうカバーするか隙間を埋めるかは、監督や脚本家のセンスかなと思います。かなり重いテーマにも感じられるけれど、原作の筆致は暗いだけではなく明るさや爽やかさも十分に感じさせます。だからこそバランスが難しいかなと思います。

 

映像も美しく儚く切なく...月が好きな私ですが、特に三日月(細いほど好きです)が大好きな私にとって、様々に月が映し出されるたびに心が震えました。言葉にするとあまりに陳腐になってしまいそうです。

 

俳優陣の演技に関しても素晴らしいとしか言えません。それぞれがチャレンジだったと思います。特に横浜流星は、まさに演技変身だと感じました。リンクを貼った記事にもありましたが、趣里は原作のイメージとは違うような...と思っていたけど、映画を観たらまさに安西さんだ~とニコニコ

 

観る人を選ぶ映画だと思います。私は何度も涙が頬を伝い、映画が終わった時にはマスクの耳紐がひんやりしっとりしてました。