
5月28日の12:52に受信した SBI証券 を名乗る迷惑メール
以下のメールは 5月28日の12:52 に受信した 【最終期限迫る】多要素認証設定の完了を本日中にお願いします|設定未完了口座は一時制限対象となります|SBI証券より と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。
①は、株式会社SBI証券 <service@xznqu.com> と記述されえていますが、SBI証券の場合 xznqu.com のドメインで送信してくることは無く、 SBI証券は、 sbisec.co.jp が正しいドメインですので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
②はクリックを促すためのリンクですが、このURLに設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://sbisec-co.7t7ft.com/jp/?sec=ElpDiwry633kQlcXjSzxcRU7 のURLが登録されていました。
このURLの記述は、明らかにSBI証券のURLで無いことが分かりますよね。
このURLをこのままメール本文中に記述していると、一目で不正なものだとわかっちゃいますね。
これはこれで一発でアウトですね。ww
SBI証券のURLは https://www.sbisec.co.jp/ もしくは https://www.***.sbisec.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
sbisec-co.7t7ft.com と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが 172.67.213.103 で、アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコ にあるデバイスに Cloudflare, Inc. と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
sbisec-co.7t7ft.com は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
メールのヘッダーを確認してみると "service@xznqu.com" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名 (service@xznqu.com) と合致しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると xznqu.com から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 35.201.193.25 で、台湾の台北市 にあるデバイスに Google LLC と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信しているみたいですね。
どうしても気になるのであれば、"▼今すぐ公式ページから認証設定を完了してください" の下に記述している クリックを促すためのURL をクリックせずに、SBI証券のホームページ (https://www.sbisec.co.jp/contents/) に直接アクセスして、トップページの右上にある "ログイン" から確認しましょう。
SBI証券からも 、この様なメールを受け取っても "不審なメールのリンク先には絶対にアクセスしないようご注意ください。" と注意喚起されているので、絶対にクリックしないで即削除しましょう。