【緊急】SBI証券アカウント制限のお知らせ:今すぐ対応が必要です と題したフィッシング詐欺メール | 迷惑メールやフィッシングメールに注意するためのブログ

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毎日数多く送られてくる迷惑メールやフィッシング詐欺のメールに困っている人が多々いると思います。
この様なメールに騙されないようにするために、自分に送られてきた迷惑メールの内容をチェックして掲載しますので、自身を守るために参考にしていただければ幸いです。

 

 TODAY'S
 
5月26日の12:41に受信した SBI証券 名乗る迷惑メール

 

以下のメールは 5月26日の12:41 に受信した 【緊急】SBI証券アカウント制限のお知らせ:今すぐ対応が必要です と題したメールです。

 

 

 

上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。

 

は、SΒΙ証券 <Sbi.hameyuyu@ruum.me> と記述されえていますが、SBI証券の場合 ruum.me のドメインで送信してくることは無く、 SBI証券は、 sbisec.co.jp が正しいドメインですので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。

 

ruum.me は 大東建託が提供する、暮らしに役立つWEB・アプリサービスの情報を発信しているプラットフォームのドメインなのに、SBI証券 からのメールのドメインに何でこれを使っているの?? 

 

こんなドメイン使っていたら一発でアウトだってわかるじゃん。

こんなので騙されると思っているんだろうね。 ww

 

はクリックを促すためのリンクですが、このURLに設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://llngf6y5xj372-pages-dev.translate.goog/site4.sbisec.co.jp.html?_x_tr_sch=&_x_tr_sl=monex&_x_tr_tl=ja のURLが登録されていました。

 

(表示されているURLとこのURLの文字に登録されているリンク先のURLが異なっていますので気を付けてくださいね)
 

URL末尾の "translate.goog" は、Google翻訳機能を指す文字列です。
これはGoogleを利用することでフィシング詐欺メールである事の検出を回避していると思われます。
"translate.goog" を使用することにより、"llngf6y5xj372-pages-dev” にアクセスさせることができるようなので、Google翻訳の translate.goog を踏み台にしてインチキ詐欺サイトへ誘導させているんですね。

 

llngf6y5xj372-pages-dev と云うURLの発信先を調べてみましたが、このドメインはインターネット内に存在していないようですので既に削除されたかインターネットに接続されていないようですのでアクセスできません。

 

SBI証券のURLは https://www.sbisec.co.jp/ もしくは https://www.***.sbisec.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。

 

メールのヘッダーを確認してみると "Sbi.hameyuyu@ruum.me" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名 (Sbi.hameyuyu@ruum.me) と合致しています。

 

メールのヘッダーから送信元を確認すると vm111 から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 103.153.170.161 で、バングラディッシュのチッタゴン管区ファティッチャリ にあるデバイスに Diginet と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。

 

このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信しているみたいですね。
 

どうしても気になるのであれば、"■対象チャネル メインサイト" の下に記述している クリックを促すためのURL をクリックせずに、SBI証券のホームページ (https://www.sbisec.co.jp/contents/) に直接アクセスして、トップページの右上にある "ログイン" から確認しましょう。

 

SBI証券からも 、この様なメールを受け取っても "不審なメールのリンク先には絶対にアクセスしないようご注意ください。" と注意喚起されているので、絶対にクリックしないで即削除しましょう。