
5月26日の12:25に受信した SBI証券 を名乗る迷惑メール
以下のメールは 5月26日の12:25 に受信した 重要告知:口座停止措置発動間近|セキュリティ設定義務化|今すぐ完了で翌月10,000円特典|SBI証券 と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。
①は、SBI证券 <Sbi.x.6.9.x@ijwyj.com> と記述されえていますが、SBI証券の場合 ijwyj.com のドメインで送信してくることは無く、 SBI証券は、 sbisec.co.jp が正しいドメインですので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
②はクリックを促すためのリンクですが、この文字列に設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://qt6wfuopjps30-pages-dev.translate.goog/site4.sbisec.co.jp.html?_x_tr_sch=&_x_tr_sl=monex&_x_tr_tl=ja のURLが登録されていました。
URL末尾の "translate.goog" は、Google翻訳機能を指す文字列です。
これはGoogleを利用することでフィシング詐欺メールである事の検出を回避していると思われます。
"translate.goog" を使用することにより、"qt6wfuopjps30-pages-dev” にアクセスさせることができるようなので、Google翻訳の translate.goog を踏み台にしてインチキ詐欺サイトへ誘導させているんですね。
qt6wfuopjps30-pages-dev と云うURLの発信先を調べてみましたが、このドメインはインターネット内に存在していないようですので既に削除されたかインターネットに接続されていないようですのでアクセスできません。
SBI証券のURLは https://www.sbisec.co.jp/ もしくは https://www.***.sbisec.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
メールのヘッダーを確認してみると "Sbi.x.6.9.x@ijwyj.com" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名 (Sbi.x.6.9.x@ijwyj.com) と合致しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると vm286 から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 181.225.81.214 で、コロンビアのクンディナマルカ県トカンチパ にあるデバイスに HV TELEVISION S.A.S と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信しているみたいですね。
このメールには画像が含まれています。
HTMLメール形式のメールに含まれている画像データを表示させるとメールアドレス等の情報を収集されたりする可能性があるため、このメールに含まれている画像は表示させないようにしましょう。
このメールの差出人の記述が "SBI证券" となっており、日本語の証券となっておらず、中国語の表記となっているため、これはこれでインチキで本物のメールではないと分かりますよね。ww
どうしても気になるのであれば、"認証設定完了・特典受取専用ページ(公式)" の下に記述している クリックを促すためのリンク ("デバイス認証 こちらから。" ) をクリックせずに、SBI証券のホームページ (https://www.sbisec.co.jp/contents/) に直接アクセスして、トップページの右上にある "ログイン" から確認しましょう。
SBI証券からも 、この様なメールを受け取っても "不審なメールのリンク先には絶対にアクセスしないようご注意ください。" と注意喚起されているので、絶対にクリックしないで即削除しましょう。