6月19日の10:37に受信した Amazon を名乗る迷惑メール
以下のメールは 6月19日の10:37 に受信した 【大切なお知らせ】お支払方法に問題があり、プライム特典をご利用いただけない状況です。 と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。
①は、Amazon <perfhh@sannet.ne.jp> と記述されえていますが、アマゾンの場合 sannet.ne.jp のようなドメインで送信してくることは無く、アマゾンは amazon.co.jp もしくは amazon.jp もしくは amazon.com もしくは ***.amazon.co.jp のドメインで送信してくるので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
sannet.ne.jp は 以前にインターネットプロバイダであった SANNET(サンネット) が利用していたドメインですが、楽天のグループ会社になったことにより、サービスの提供を終了していて現在は使用できないドメインなのに、アマゾン からのメールのドメインに何でこれを使っているの??
こんなドメイン使っていたら一発でアウトだってわかるじゃん。
アホくさっ ?! 何考えているんだか・・・ こんなので騙されると思っているんだろうね。 ww
②はクリックを促すためのリンクですが、この文字列に設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://bizxch.com/ のURLが登録されていました。
アマゾンのURLは https://www.amazon.co.jp/ もしくは https://**.amazon.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
bizxch.com と云うURLの発信先を調べてみましたが、このドメインはインターネット内に存在していないようですので既に削除されたかインターネットに接続されていないようですのでアクセスできません。
メールのヘッダーを確認してみると "perfhh@sannet.ne.jp" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名 (perfhh@sannet.ne.jp) と合致しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると sannet.ne.jp から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 113.229.62.204 で、中国の遼寧省葫芦島(フルダオ)市にあるデバイスに China Unicom と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレス(113.229.62.204) に 以前オフィシャルで SANNET(サンネット) が使用していた sannet.ne.jp と云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。
この様なメールを受け取っても、クリックを促すリンク (支払方法を更新する) を決してクリックすること無く即削除しましょう。
Amazon.co.jpでは "アカウントのセキュリティを強化するため、2段階認証を有効にしていただくことを推奨しています。" と注意喚起しているので、2段階認証にするように設定したほうがいいと思います。
どうしても気になるのであれば、https://www.amazon.co.jp/ に直接アクセスして確認しましょう。