6月7日の13:55に受信した 三井住友カード を名乗る迷惑メール
以下のメールは 6月7日の13:55 に受信した 【重要】三井住友カードサービスの緊急連絡、情報を確認してください。 と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。
①は、三井住友カード <hyiolasdum@ybb.ne.jp> と記述されえていますが、三井住友カードの場合 ybb.ne.jp のようなドメインで送信してくることは無く、三井住友カードは vpass.ne.jp もしくは ***.vpass.ne.jp のドメインで送信してくるので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
ybb.ne.jp は ADSLのブロードバンドサービスを提供していた Yahoo! BB が利用していたYahoo! BBメールのドメインですが、これは既にサービスを終了していて現在は使用できないドメインなのに、三井住友カード からのメールのドメインに何でこれを使っているの??
一発でアウトだってわかるじゃん。アホくさっ・・・ ww
②はクリックを促すためのリンクですが、この文字列に設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://smbc.zhenyi888.com/e****8 のURLが登録されていました。
三井住友カードのURLは https://www.smbc-card.com/ もしくは
https://www.***.smbc-card.com/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
smbc.zhenyi888.com と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが 172.67.161.52 で、アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコ にあるデバイスに Cloudflare, Inc. と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
smbc.zhenyi888.com は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
メールのヘッダーを確認してみると "hyiolasdum@ybb.ne.jp" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名 (hyiolasdum@ybb.ne.jp) と合致しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると ybb.ne.jp から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 175.165.176.23 で、中国の遼寧省葫芦島(フルダオ)市 にあるデバイスに China Unicom Liaoning Province Network と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレス(175.165.176.23)に以前オフィシャルで Yahoo! BBメール が使用していた ybb.ne.jp と云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。
本文中に "ご利用確認はこちら" と記述されている個所がありますが、もしも、不安に思うならば、このリンクを決してクリックせずに、三井住友カードの公式ホームページ (https://www.smbc-card.com/index.jsp) にアクセスして、"Vpassログイン" から確認してくださいね。 ww
本文内に記述されている複数のURLは、すべて実際に三井住友カードの正式なHPへリンクされているもので、表示されているURLとこのURLに登録されているリンク先は同じものでした。
三井住友カードからも 、この様なメールを受け取ってもクリックを促すためのリンク先をクリックしないようにと注意喚起されているので、このようなメールは即削除しましょう。