
5月29日の11:26に受信した Amazon を名乗る迷惑メール
以下のメールは 5月29日の11:26 に受信した クレジットカードの利用承認が得られていません と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。
①は、Amazon <zalkex@iris.ocn.ne.jp> と記述されえていますが、アマゾンの場合 iris.ocn.ne.jp のようなドメインで送信してくることは無く、アマゾンは amazon.co.jp もしくは amazon.jp もしくは amazon.com もしくは ***.amazon.co.jp のドメインで送信してくるので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
***.ocn.ne.jp は OCN がオフィシャルに使用しているドメインなのに、なんでアマゾンからのメールのドメインに何でこれを使っているのか??
こんなドメイン使っていたら一発でアウトだってわかるじゃん。
アホくさっ ?! 何考えているんだか・・・ こんなので騙されると思っているんだろうね。 ww
②は、クリックを促すためのリンクですが、この画像に設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://amzaon.co.audde23.com/6**********3 のURLが登録されていました。
アマゾンのURLは https://www.amazon.co.jp/ もしくは https://**.amazon.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
amzaon.co.audde23.com と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが43.130.244.80で、日本の東京都内 にあるデバイスに 6 COLLYER QUAY と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
amzaon.co.audde23.com は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
③は、クリックを促すためのリンクですが、このアイコンに設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://www.longviewbud.com/T****P のURLが登録されていました。
アマゾンのURLは https://www.amazon.co.jp/ もしくは https://**.amazon.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
www.longviewbud.com と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが172.67.180.95で、アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコ にあるデバイスに Cloudflare, Inc. と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
www.longviewbud.com は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
メールのヘッダーを確認してみると "zalkex@iris.ocn.ne.jp" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名 (zalkex@iris.ocn.ne.jp) と合致しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると iris.ocn.ne.jp から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 116.139.38.106 で、中国の遼寧省丹東市 にあるデバイスに China Unicom CHINA169 Network と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレス (116.139.38.106) に OCN で正式に使用している iris.ocn.ne.jp と云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。
このメールには画像が含まれています。
HTMLメール形式のメールに含まれている画像データを表示させるとメールアドレス等の情報を収集されたりする可能性があるため、このメールに含まれている画像は表示させないようにしましょう。
このメールの最下部に記載しているURLは、実際に アマゾン の正式なHPへリンクされているもので、表示されているURLとこのURLに登録されているリンク先は同じものでした。
この様なメールを受け取ってもクリックを促すリンク ("お支払い方法を変更" のアイコン や "Amazon.co.jp" の画像) を絶対にクリックしないで即削除しましょう。 |
Amazon.co.jpでは "アカウントのセキュリティを強化するため、2段階認証を有効にしていただくことを推奨しています。" と注意喚起しているので、2段階認証にするように設定したほうがいいと思います。
どうしても気になるのであれば、https://www.amazon.co.jp/ に直接アクセスして確認しましょう。