【楽天銀行】アカウントのセキュリティに関する重要なお知らせ と題したフィッシング詐欺迷惑メール | 迷惑メールやフィッシングメールに注意するためのブログ

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毎日数多く送られてくる迷惑メールやフィッシング詐欺のメールに困っている人が多々いると思います。
この様なメールに騙されないようにするために、自分に送られてきた迷惑メールの内容をチェックして掲載しますので、自身を守るために参考にしていただければ幸いです。

 

 TODAY'S
 
5月28日の14:04に受信した 楽天銀行 名乗る迷惑メール

 

以下のメールは 5月28日の14:04 に受信した 【楽天銀行】アカウントのセキュリティに関する重要なお知らせ と題したメールです。

 

 

 

上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。

 

は、楽天銀行株式会社 <thanks@shop.rakuten.co.jp> と記述されえていますが、このアドレスのドメイン (shop.rakuten.co.jp) は 楽天市場 で実際に使用しているドメインですので、差出人(送信者)のアドレスを偽装して送信しています。

 

楽天銀行の場合 shop.rakuten.co.jp のドメインで送信してくることは無く、 楽天銀行は、 mail.rakuten-bank.co.jp もしくは ac.rakuten-bank.co.jp が正しいドメインですので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。

 

はクリックを促すためのリンクですが、このURLに設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://name_rakuten_co_jp.storewh.com/ のURLが登録されていました。

 

このURLをこのままメール本文中に記述していると、一目で不正なものだとわかっちゃいますよね。
これはこれで一発でアウトですよね。ww

 

楽天銀行のURLは https://www.rakuten-bank.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。

 

name_rakuten_co_jp.storewh.com と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが172.67.171.49で、アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコ にあるデバイスに Cloudflare, Inc. と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。

 

name_rakuten_co_jp.storewh.com は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用しているみたいですね。

 

メールのヘッダーを確認してみると "thanks@shop.rakuten.co.jp" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名 (thanks@shop.rakuten.co.jp) と合致しています。

 

メールのヘッダーから送信元を確認すると shop.rakuten.co.jp から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 118.193.62.148 で、台湾の台北市にあるデバイスに UCLOUD INFORMATION TECHNOLOGY (HK) LIMITED と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。

 

UCLOUD INFORMATION TECHNOLOGY (HK) LIMITED と云うISP ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレス(118.193.62.148) に 楽天市場 で正式に使用している shop.rakuten.co.jp と云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。

 

このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信しているみたいですね。

 

このメールの最下部に記載しているURLは、実際に 楽天銀行 の正式なHPへリンクされているもので、表示されているURLとこのURLに登録されているリンク先は同じものでした。

 

どうしても気になるのであれば、"▼ここをクリックしてログインしてください▼" の下に記述している クリックを促すためのURLをクリックせずに、https://www.rakuten-bank.co.jp/ に直接アクセスして、トップページの右上にある "ログイン" から確認しましょう。

 

この様なメールを受け取っても安易にリンク先ホームページにアクセスしたり、アクセス先のホームページにパスワード等を入力したりせずに、絶対にクリックしないで即削除しましょう。