2月20日の10:09に受信した 東京電力【東京電力株式会】を名乗る迷惑メール
以下のメールは 2月20日の10:09 に受信した 大切なお知らせ: 電気料金のお支払い期限が迫っています と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。
①は、Tepco.co.jp <mqzrbtaea@405.ne.jp> と記述されえていますが、東京電力の場合 405.ne.jp のようなドメインで送信してくることは無く、 東京電力は、***.tepco.co.jp もしくは tepco.co.jp のドメインで送信してくるので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
405.ne.jp は 神奈川県横浜市で通信販売事業などを行っている有限会社405 でオフィシャルに使用しているドメインなのに、東京電力からのメールのドメインに何でこれを使っているの??
一発でアウトだってわかるじゃん。アホくさっ・・・ ww
②は、クリックを促すためのリンクですが、この文字列に設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://clck.ru/38vMFY のURLが登録されていました。
東京電力のURLは https://www.tepco.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
clck.ru と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが 213.180.204.221 で、ロシアの中央連邦管区モスクワ にあるデバイスに YANDEX LLC と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
clck.ru は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
メールのヘッダーを確認してみると "mqzrbtaea@405.ne.jp" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名 (mqzrbtaea@405.ne.jp) と合致しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると 405.ne.jp から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 123.188.33.224 で、中国の遼寧省葫芦島(フルダオ)市にあるデバイスに China Unicom と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレス(123.188.33.224)に実際にオフィシャルで 有限会社405 が使用している 405.ne.jp と云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。
このメールの本文下部に "東京電力の社員などを装った詐欺・窃盗、悪質な勧誘にご注意ください。" や "パスワードを忘れた方はこちら" と記述されている個所のURLは、実際に東京電力の正式なHPへリンクされているもので、表示されているURLとこのURLに登録されているリンク先は同じものでした。
東京電力からも 、この様なメールを受け取ってもクリックを促すためのリンクをクリックせずに削除するように注意喚起されているので、クリックしないで即削除しましょう。