
11月11日の08:14に受信した 国税庁 を名乗る迷惑メール
以下のメールは11月11日の08:14に受信した 【重要】国税電子申告・納税システム と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。
①は、国税庁 <kf@wakakusa.saiseikai.or.jp> と記述されえていますが、国税庁 及び 税務に関するメールの場合 wakakusa.saiseikai.or.jp のようなドメインで送信してくることは無く、国税庁 及び 税務に関するメールは xxx.nta.go.jp もしくは nta.go.jp のドメインで送信してくるので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
wakakusa.saiseikai.or.jp は 社会福祉法人 恩賜財団 済生会若草病院 でオフィシャルに使用しているドメインなのに、なんで国税庁 及び 税務に関するメールのドメインに何でこれを使っているのか??
こんなドメイン使っていたら一発でアウトだってわかるじゃん。
アホくさっ ?! 何考えているんだか・・・ こんなので騙されると思っているんだろうね。 ww
②はクリックを促すためのリンクですが、このURLに設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、http://87.121.113.19/ のURL (IPアドレス) が登録されていました。
国税庁(国税局、税務署を含む) のURLは https://www.nta.go.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURL (IPアドレス)です。
87.121.113.19 と云うURL (IPアドレス)の発信先を調べてみると、ブルガリアのソフィア市 にあるデバイスに Neterra Ltd. と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
87.121.113.19 は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
メールのヘッダーを確認してみると "kf@wakakusa.saiseikai.or.jp" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名 (kf@wakakusa.saiseikai.or.jp) と合致しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると wakakusa.saiseikai.or.jp から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 175.165.160.219 で、中国の遼寧省葫芦島(フルダオ)市にあるデバイスに China Unicom と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレス(175.165.160.219) に 社会福祉法人 恩賜財団 済生会若草病院 で正式に使用している wakakusa.saiseikai.or.jp と云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。
"国税通則法37条により財産を差し押さえます" との記述がありますが、国税徴収法第37条は、督促に関するもので差し押さえに関するものでは無いようですので、この点からもこのような内容のメールは完全にアウトですよね。 ww
国税庁からも、"国税庁、国税局及び税務署では、ショートメッセージやメールにより国税の 納付を求める旨や、差押えの執行を予告する旨の案内を送信していません" と注意喚起されているので、この様なメールを受け取っても クリックを促すリンク (http://0x57.121.070423) を決してクリックすること無く即削除しましょう。