
10月19日の08:25に受信した 三菱UFJ銀行 を名乗る迷惑メール
以下のメールは10月19日の08:25に受信した 三菱UFJ会社から緊急のご連絡 と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。
①は、三菱UFJ <norelay@sepgslv.cn> と記述されえていますが、三菱UFJ銀行の場合 sepgslv.cn のようなドメインで送信してくることは無く、 三菱UFJ銀行は mufg.jp もしくは direct-11.bk.mufg.jp もしくは xxxx.bk.mufg.jp のドメインで送信してくるので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
②はクリックを促すためのリンクですが、この文字列に設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://dwatzx.icu/ のURLが登録されていました。
三菱UFJ銀行のURLは https://www.bk.mufg.jp/ 、三菱UFJダイレクトのURLは
https://direct.bk.mufg.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
dwatzx.icu と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが107.150.7.119で、アメリカのカリフォルニア州ロスアンゼルス にあるデバイスに QuadraNet Enterprises LLC と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
dwatzx.icu は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
メールのヘッダーを確認してみると "norelay@sepgslv.cn" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名(norelay@sepgslv.cn) と合致しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると sepgslv.cn から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 117.50.46.97 で、中国の北京にあるデバイスに UCloud/China Telecom/China Unicom と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。
このメールには画像が含まれています。
HTMLメール形式のメールに含まれている画像データを表示させるとメールアドレス等の情報を収集されたりする可能性があるため、このメールに含まれている画像は表示させないようにしましょう。
このメールの内容と同じものが "三井住友銀行" や "イオン銀行" を名乗ったフィッシング詐欺迷惑メールでも送られてきているので、本文を使いまわして送信元を変更して送信しているようですね。
三菱UFJ銀行からも 、この様なメールを受け取っても安易にリンク先ホームページにアクセスしたり、アクセス先のホームページに暗証番号、パスワード等を入力しないようにと注意喚起されているので、クリックしないで即削除しましょう。