
3月28日の7:02に受信したAmazon.co.jpを名乗る迷惑メール
以下のメールは3月28日の7:02に受信した 【情報】 Amazon.co.jp:お客様のお支払い方法が承認されません と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。
①は、アマゾン <wlxoiqxg@amazon.co.jp> と記述されえていますが、アマゾンの場合 wlxoiqxg のようなユーザー名(メールアカウント)で送信してくることは無いので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
②はクリックを促すためのリンクですが、この文字列に設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、
https://myriconline.com/ のURLが登録されていました。Amazon.co.jpのURLは https://www.amazon.co.jp/ もしくは https://××.amazon.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
myriconline.com と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが38.54.85.6で、香港のHong Kong SARにあるデバイスにLightnode-HKと云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
myriconline.com は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
メールのヘッダーを確認してみると "wlxoiqxg@amazon.co.jp" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名(wlxoiqxg@amazon.co.jp) と合致しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると amazon.co.jp から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 175.150.108.125 で、中国の遼寧省葫芦島(フルダオ)市にあるデバイスにChina Unicomと云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
amazon.co.jp からのメールの送信元は amazon.co.jp とはならずに xxxxx.smtp-out.us-west-2.amazonses.com のような表示になるため、明らかに不正で気を付けないといけないメールです。
中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレスにamazon.co.jpと云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。
Amazon.co.jpでは "アカウントのセキュリティを強化するため、2段階認証を有効にしていただくことを推奨しています。" と注意喚起しているので、2段階認証にするように設定したほうがいいと思います。
どうしても気になるのであれば、https://www.amazon.co.jp/ に直接アクセスして確認しましょう。