
3月26日の18:16に受信した三井住友信託銀行を名乗る迷惑メール
以下のメールは3月24日の00:15に受信した 【三井住友信託銀行】振込入金失敗のお知らせ と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。
①は、三井住友信託銀行 <ezbpcye@gmail.com> と記述されえていますが、三井住友信託ダイレクトの場合 gmail.com で送信してくることは無く direct.smtb.jp のドメインで送信してくるので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
②はクリックを促すためのリンクですが、このURLに設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、
https://www.dlrect-smtb.jp.ap1.ib.bdsm-comic.com/ のURLが登録されていて同じものでした。
三井住友信託ダイレクトのURLは https://direct.smtb.jp/ が正規のURLなのでこれは明らかに疑うべきURLです。
www.dlrect-smtb.jp.ap1.ib.bdsm-comic.com と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが107.150.4.52で、アメリカのカリフォルニア州ロスアンゼルスにあるデバイスにQuadraNet Enterprises LLCと云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
www.dlrect-smtb.jp.ap1.ib.bdsm-comic.com は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
メールのヘッダーを確認してみると "ezbpcye@gmail.com" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名(ezbpcye@gmail.com) と合致しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると gmail.com から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 175.148.96.26 で、中国の遼寧省葫芦島(フルダオ)市にあるデバイスにChina Unicomと云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
gmail で送信すると送信元は gmail.com とはならずに mail-xxx-xxx.google.com のような表示になるため、明らかに不正で気を付けないといけないメールです。
中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレスにgmail.comと云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。
"取引規制日時:2023/03/24" と記述されているけれど、このメールが送信されたのが "Sun, 26 Mar 2023 17:16:29" なので、2日も経過してから送信されていることから明らかに疑うべきメールです。
三井住友信託銀行からも 、この様なメールを受け取ってもクリックを促すためのリンクにはアクセスしないで削除するように注意喚起されているので、クリックしないで即削除しましょう。