場所は、2年前の早朝。
長野駅前です。
もう、この場所でヨガの練習することはなくなってしまったけれど、パーソナルトレーナーの三嶋さんが借りていたスタジオでした。
彼女のご厚意により、スタジオをシェアするきっかけをいただき、平日の朝時間のみ、朝ヨガを開催していました。
ヨガのポーズは、身体と呼吸に意識を向けることで
「今」をより深く気づかせてくれます。
プラクティス(練習)を重ねる上で、「シンプルでいること」
これは、どういうことなのか。
わたしは、ヨガの師から(※8名ぐらいいますが、アメリカ人の先生が多いです)
「3分以上ホールドができるポーズは、肉体的にも精神的にも健康的な効果があらわれるはず」
この言葉を大切にして、日々実践しています^^
痛みがなく、汗が出ない状態をつくる
ポーズの中にとどまり
ポーズの均等性や統合性がとれたときのからだの気づきはどうなのか。
運動生理学的にいうと、わたしの練習は過負荷の原則にあてはまっているかも。
運動生理学の分野には、
健康と快適な状態つくりの鍵となる「運動」について
6つの基本原理があります。
じつは、運動と同様に、ヨガ練習にも6つの原理が当てはまります。
Ⅰ 個別性の原則
心も身体も各自違いがあります。
ポーズの練習に対する反応も個人レベルです。
それぞれの人の状況に合わせていきます。
ヨガ経験・年齢・ストレス(疲労または身体組織)が関係してきます。
どのスタイルのヨガが自分に合うのかも関係してきます。
Ⅱ 過負荷の原則
この原則とは、身体を変化・強化するためには、日常の水準よりも高い負荷が必要とされています。
身体への不可を高めるには保持する時間を伸ばしていきます。
また、より難易度の高いポーズを練習したりします。
今の水準を維持したい場合は、現在のレベルの練習を続けていきます。
Ⅲ 漸進性の原則
この原則には、一人ひとりに最適な負荷レベルがあることを意味します。
休息をとり、回復を図るのと同様にポーズの難度を上げて保持する時間を伸ばすことは重要です。
しかし、これを急ぎすぎると、損傷を引き起こす可能性が高まり、上達する可能性も低くなります。
漸進性の原則に沿っていない場合は、オーバートレーニングになる可能性も。
ヨガの練習をしていて疲労感や脱水症状がある
また、筋肉痛や不眠が続いたり、リラックスできなかったりする場合は
オーバートレーニングの状態です。
Ⅳ 適応の原則
この原則によれば、ポーズを行う時間や難易度にたいして
身体は特異的に適応するといわれています。
身体は、繰り返しポーズの練習をおこなうことで適応します。
ポーズが楽に出来るようになります。
ヨガ初心者がスタイルに関係なく、新しいヨガプログラムを経験したときに
最初は強い筋肉痛に悩まされますが
しばらく経つと同じプログラムでも筋肉痛が感じられなくなります。
練習になれるにつれて
強さや柔軟性、バランス、そして安全性を向上し続ける為には
プログラムに変化をつける必要があります。
Ⅴ 可逆性の原則
身体は使わなければ衰える。
この原則の意味です。
ポーズの実践を中断すると、それまで獲得した強さ、柔軟性、バランス
身のこなしが失われてしまいます。
休息の時間が必要か否かも考えることも大切です。
Ⅵ 超回復の原則
休息をとると、身体は「ストレス反応」をやめて「弛緩反応」の状態になります。
これは、休息のあいだ副腎からアドレナリン分泌が停止して、身体の生理機能が平常に戻ること。
平常な状態にもどるにつれて、
消化器系での消化・吸収・排泄の機能が高まり
異質で病気を引き起こす殺菌処理をする免疫系の働きも高まります。
また、筋系では弛緩と再生がおこり、筋膜のシステムは解放されてリラックスしていきます。
休息時におこなわれる生理機能の数例です。
休息の適切な間隔ですが、これも個人の身体レベル・健康状態・ヨガの実践にもとづきます。
(アドレナリン分泌がされてストレスが溜まっている→集中力がない・ぼんやりする)
リストラティブな練習をおこなうか、またはヨガ練習を一時的に中断します。
休息をおいてから、練習を再開します。
難度、強度が高いポーズばかりが中心になっていませんか?
6つの原則は、個人の身体構造から導かれた原則です。
原則に従うことも、身体から届く感覚と同じ意味があるとおもいます。
微力ではございますが
今日もグループレッスンで個人に合わせたヨガをお伝えできるように
心がけていきます。
お会いする皆さまへ
本日もよろしくお願い致します^^
Hiroko