ロンドン五輪のロゴ | 飲・水・思・源・2

ロンドン五輪のロゴ

先日「バンクーバー五輪のロゴ」についての記事を書きましたが、
そういえば2012年ロンドン五輪ロゴはどんなんだっけ?
と思い、調べてみました。
2007年6月4日に発表されていました。
こちらです↓。

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冬季五輪の後だからかもしれませんが、
なんかスピードスケートの選手みたいですね。

ロゴのデザインは「Wolff Olins」。
ロンドンのブランドコンサルタント会社で、
「2004年アテネオリンピック」のシンボルマークや
「東京メトロ」のロゴマークも手がけています。

一番右のピンクのロゴがオリジナルで、
テレビやウェブ上での動画で使われることを意識して、他に
ブルー、グリーン、オレンジのバリエーションが揃っています。

グラフィティー風「2012」の数字の中に
「london」の文字とオリンピックのシンボルマークを配置した、
これまでのオリンピックのロゴとは異なるデザインです。
では、1968年メキシコ大会以降のオリンピックのロゴがこちら↓。

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さてこのロンドン五輪のロゴ、
一般市民からかなり不評をかっているそうです。
不満の一つに、
40万ポンド(約9000万円)もの巨額な製作費用が支払われていることもあり、
このロゴの廃止を求めるインターネットの署名運動では、
たった2日間でおよそ5万人の署名が集まったとか。

外国人の目から見ると、
デザイン的には過剰なポップさが
ロンドンらしいとは思えます。
(私の好きなデザイン傾向ではないけれど、それはおいておくとして)
YBAs(ヤング・ブリティッシュ・アーティスト)の流れは、
未だロンドンでは趨勢なのでしょうか。

この騒動を受け、BBC(英国国営放送)のウェブサイトでは、
代わりのロゴ案を募るコンペが開かれました。
かなりレベルが高い作品も混じっているのですが、
プロのデザイナーも参加しているようです。
下は、ロンドンアイ(有名な観覧車)と地下鉄のマークをイメージし五輪を作った
StephenLowのデザイン。

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さらにスウェーデンのデザイン・ブログ「David Report」に載っていた、
「WINCREATIVE」の代替案も素晴らしい。
ちなみにWINCREATIVEは、
雑誌「Wallpaper」の創刊者として知られる
Tyler Bruleが経営するデザイン・エージェンシー
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