── “いい親”になろうとする前に、応えるべき声がある。


子育てが、どうしようもなく苦しいと感じていた。

「大切なはずなのに、なぜこんなに疲れるんだろう?」

その問いの奥には、ずっと答えられなかった私自身の声があった。


娘と一緒にいる時間が、なぜか私を深く疲れさせる。

公園で子どもたちが遊ぶ中に、娘が入れなかった瞬間。

他の親子と比べてしまう瞬間。

「孤独」が、波のように押し寄せてくる——

まるであのときの、誰にも助けてもらえなかった昔の私が、

その場で突然、叫び出すように。


気づいたんです。

娘と過ごす時間が苦しかったのは、私の中でエモーショナル・フラッシュバックが起きていたから。

しかも、そのフラッシュバックは、私の中の**インナーチャイルド(内なる子ども)**が

娘の行動によって、次々とトリガーされていたから。


娘が泣いたとき、

その声は、私の中のもう一人の子どもの泣き声と重なっていた。


私はフリーズ(凍りつき)の反応をして、ディソシエーション(解離)して、

頭では「落ち着いて対応しなきゃ」と思っていても、

身体も心も、どこか遠くへ行っていた。

そしてその瞬間、私の中の小さな子は、また“置き去り”にされた。


私は、必死に子育てをがんばっていたけれど、

実は、自分自身のフラッシュバックと闘っていた。

それに気づかないまま、

「なんでこんなに娘との時間がしんどいんだろう」と、自分を責めていた。


でも、違ったんだ。

私は、自分の中の子どもを助けてほしかった。

誰にも助けてもらえなかった、あの頃の私が、

娘の泣き声に重ねて、**「私もここにいるよ」**と叫んでいた。


だから私は、一人になろうとしていたのかもしれない。

一人で、自分の中の子をケアしようとしていた。

誰にも邪魔されずに、やっと向き合える場所を探していた。


でも今日、私は気づいた。

もう、逃げなくていい。

娘と一緒にいるこの時間の中でも、

私は、この子(インナーチャイルド)の手を離さずに歩ける。


娘と私の手をつなぎながら、

私の中の「小さな私」とも、手をつなぐことができる。


これは、虐待を受けて育った私たちが、

なぜ子育てにこんなに苦しむのか、

その深い理由だと思う。


ただ「いい親になろう」とする前に、

私たちはまず、自分の中の“子ども”に応え直す必要がある。


その子が泣いているとき、

「もう大丈夫だよ」って、私たち自身が言ってあげなきゃいけない。


もし、あなたが今、子育ての中で説明できない苦しさを感じているなら、

もしかするとそれは、「あなたの中の子ども」が、助けを求めているサインかもしれません。


どうか、その声に耳を傾けてあげてください。

あなたも、あなたの子どもも、どちらも守られていていいんです。

そしてあなたのその歩みは、必ず誰かの希望になります。


Sofia