私は長年、虐待の後遺症に苦しんできました。



心は常に緊張と恐怖に支配され、感情が不安定で、自分のこともまともにケアできない状態が続いていました。



そんな中、私はスピリチュアルの世界や「夢を叶える系」の発信にどっぷりとハマった時期があります。


そこには“希望”があったし、“癒し”もありました。



でも今振り返ると、それは現実から逃げるためのふわふわした世界だった。


そして、最近も「ふわふわスピリチュアル女子」と呼ばれるような人たちを見て、かつての自分を見ているようで、胸が苦しくなる時があります。



見下してるわけじゃない。

むしろ、「わかるからこそ、危うい」と思うのです。




■ “夢見る力”の裏にある、置き去りにされた子どもの心



虐待を受けた子どもは、心の中に満たされなかった子どもの部分が残されたまま、大人になります。


私たちは“自分で選び、責任を持ち、社会を生き抜く力”を育てる機会を奪われたまま、大人になったのです。



だから、「誰かに助けてほしい」「しんどいことはしたくない」「私は夢だけ見ていたい」という気持ちになるのは、当然のこと。



かつての私もそうでした。



でもそれは、自分の人生のハンドルを誰かに渡してしまうということ。


その瞬間から、騙す人、利用する人、支配する人が近づいてくるのです。



■ 元夫に突きつけられた「ふわふわの代償」


つい最近、元夫との間で税金に関するトラブルが起きました。


彼は私のことを「税金の知識がなく、英語も法律もわからない」と思っているようで、

自分に都合のいい形で税務申告をしたくて、私に急かすようにサインを求めてきたんです。


「今すぐやらないといけない」「とにかくこれにサインして」──そんな風に言われたとき、

私は自分の中にあった、かつての**“ふわふわしてた私”がまだ残っていたこと**に気づきました。



「なんとなく面倒」

「わからないし不安」

「まぁいいか」



──そんな感覚のままだったら、私はまた自分の権利を踏みにじられるところでした。





■ 「税金が怖い」その根っこにあるもの


実は今年の3月から、私はアメリカの税理士資格(EA)の勉強を始めています。


なぜなら、私はすでに投資をスタートしていて、


**「このままいけば絶対ミリオネアになる」**という確信があったからです。




でも同時に、税金のことがまったく分からない自分に、ものすごい恐怖を感じました。


そのとき自分を見つめてみたら、


「難しいことはわからないから、誰かに任せたい」


「やりたいことだけやって生きていたい」



そういうふわふわスピリチュアル的な思考のままだった自分が浮き彫りになったんです。




■ 魅せられた「タックス錬金術師」


そんなある日、YouTubeで偶然見かけたのが、

カリフォルニア在住でランボルギーニを乗り回す、若くてイケてる黒人の税理士でした。

彼はミリオネアで、しかも「税金はゼロ」「タックスアルケミスト(錬金術師)だ」と笑いながら話していて、

税金の知識を楽しそうに語っていたんです。




それを見た瞬間、私は衝撃を受けました。



「私もこれをやりたい!」


稼ぐだけじゃなく、ちゃんと守れる自分になる。

そして

**“ふわふわ”じゃなく、“地に足のついた錬金術師”になるんだ**

と、心に誓ったのです。




■ 夢と現実、どちらも大事にするという選択


私は今、毎朝、感情を整えるルーティンを続けています。

虐待の後遺症で常に疲れている脳を休ませ、恐怖を紙に書き出し、手放して、瞑想をする。

それを2年、地道に続けてきました。



その中で、今まで恐怖と心配で支配されてるた脳が、少しずつ容量が空き、余裕ができて、現実にも目を向けられるようになった。



夢を見ていい。

でもその夢を現実に降ろすには、“現実力”が絶対に必要。



お金の流れ、契約の基本、税金の仕組み。

これは、冷たい社会のルールではなくて、自分を守る武器なんです。




■ 最後に:かつての自分、そして今の誰かへ


もし今、ふわふわした世界にいる人がいたら、私は責めたいわけじゃない。


ただ、「それだけじゃ危ないよ」って伝えたい。



私もその場所にいたし、今もまだ現実とのバランスを練習中です。


でも、少しずつ地面に足をつけていくことで、自分の人生をちゃんと歩けるようになってきた。



夢を持つ力も、感性も大切にしていい。



でもその土台には、「現実を扱う力」も育てていこう。



それが、虐待サバイバーが本当に自由になるための道だと思うから。



ソフィア