Lies n Liar paradox | ファニーポッターと賢者の意志

Lies n Liar paradox

 

捻くれた量子力学のような

 

シュレディンガーズキャットのような

 

電子の状態がどうとかいう講釈のような

 

不確かの中の真実の裏の嘘の証明

 

何所かで起きた事象や、誰かが吐いた言葉の真偽

 

己の思考や眼を通してのみ"true"か"false"が決定されるなら

 

嘘だと確信できる嘘や真実もあるが

 

本当の真偽を証明する術は無いということを確信してもいる

 

それはつまり、「パラドックスを確かに捉えつつも何も掴めない」という事でもある

 

しかし話はもっと簡単だ

 

「どちらとも言えるが、判断するのは各々自身だ」という事だ

 

証明できなくとも私は"それ"知っている

 

そして私が「本当の嘘を見せる事は決してない」

 

 

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新しい音に感化されたその先で

 

降って来たデジャヴは、希望の兆しか、希望を殺ぐ剃刀か

 

どん底を這いずって来たつもりでも、まだ底は知れない

 

光は信用ならないが、不確かでも得るものは有る

 

そしてなにより、確かに希望のようなものを感じた

 

救われたいわけではない

 

その不確かな何かを引っ掴みたいだけだ

 

 

月の裏で真実を偽る事は無い…決して