青いレモネードみたいな顔して | ファニーポッターと賢者の意志

青いレモネードみたいな顔して

 

ふと、安定していた時期のことを思い出してみる

 

―勿論良い意味ではなく、ただ、何も無い故に何も無かった時期の事

 

死んだフリってのが一番しっくりくる状態

 

何も無い、何もしない、精々何かを消費するだけ

 

なんとか消化したとして、ろくに吸収もできない、勿論変換もできない

 

足掻く事すら放棄して、抜け出そうともしない

 

けど、確かに、有る程度安定はしてた、少なくとも気分的には

 

全て投げ出してしまうってのは、とても楽だ、気楽だ

 

その先に酷い結果があることすら考えないから

 

あれもこれも諦めた自分がどうなるかすら想像しない

 

スーサイドの代替案

 

…楽だよな、沼に浸っていられる内は

 

またそんな状態に戻ろうとしてる、戻りつつある

 

なんとかしたくても、どうするべきか…

 

どうにもできなかったからああなったんだろう

 

どうなんだ

 

いや、でも、たまには冬眠だって必要なのかもしれない

 

僕みたいな奴には―まともな人みたいに振舞えない僕みたいな奴には

 

そうこうしてる中で、偶に、何か浮かんだり、何か起きたりしていたはずだ

 

それはそれで解決策だったのかもしれない

 

それができない状態が余計に自分を息苦しくさせているのかもしれない

 

…で、じゃあ、そうするのか

 

どうしたものか

 

 

 

 

 

 

 

 

何も解ってない、何も考えてない

 

そんなふうに思われるのがわりと昔から嫌いだったかもしれない

 

特定の何かについて結構考えて行動していて、なのに何も考えてないみたいに言われる

 

そういうの特に嫌いだったかもしれない

 

本当に全く理解してなかったらこうはいかない

 

本当に全く考えてなかったら全然違ってるはず

 

それを解ってもらえないのがまたキツい

 

どこまでも駄目な奴だと言われているような気になる

 

…いや、実際そうなのかもしれない

 

けど、そういうの、いちいち全部理解してもらおうとかも考えられない

 

凄く疲れるし、そんな気力の要る事、無気力な僕には難しすぎる

 

そういうのも含めて、合わないと思った人とは関わらないように徹底してきた

 

その結果が今

 

「誰とも上手く関わっていけない」は間違っていないと思う

 

僕は本当に、人と関わるのに向いていない

 

友達と思える奴とか、こいつだけはとか、一度はそんな風に思えても

 

結局駄目になる、上手くやっていけない

 

ただでさえそんな感じ

 

だけど、他にも、それ以前にも大きな問題がある

 

簡単に言うと、自分が自分に納得いってないってこと

 

自分が人と関わるのに相応しいラインに達していないということ

 

それがあるから、人と関わってても、常に後ろめたさが有る

 

場合によっては、凄く悪い事してるような気になったりもする

 

よくわからない罪悪感ってのはなかなか嫌なものだ

 

いや、よくわからなくもないか

 

 

日々どうしようか考えていたはずだったよな

 

なんとかしなきゃとか、どうしたらいいのかとか、無駄に考えてたはず

 

暫く忘れてた…何も変わってないのに、何も解決できてないのに

 

放棄の仕方が違っただけで、死んだフリしてたのと何も違わないのかもしれない

 

…まあ、考えても答えは出ないってのはわかってる

 

何かしなきゃあどうにもならないってのはわかってる

 

…が、そんな簡単に状況は変えられない事も痛いくらいわかってる

 

…けど、そんな事言ってると「言い訳して逃げてるだけじゃねーかクズ」と思われるのもわかってる

 

だが、お前やお前にどうこう言われるのはおかしいと思うんだ

 

お前とかそいつとか、そういう奴とか、そんな奴らの言葉は刺さってこない

 

そんな言葉に傷つけられてやる気はない

 

…あれ、そういう話だったっけ

 

 

 

 

 

 

 

 

最近、夢に死体が出てくる事が多い

 

しかもバラバラだったりする

 

で、土嚢袋に入ってたりする

 

あ、麻袋かもしれない

 

仮に、麻袋だとして…麻袋は水分駄々漏れだけど、丈夫…

 

夢を心理学的に考える場合、この麻袋はどう捉えるべきか

 

駄々漏れという要素に着目すべきか、丈夫であることが重要なのか

 

いや、もしかしたらどちらも…なのかもしれない

 

…けど、そんなもん、いちいち夢を通して自己分析なんかするまでもなく、わかってんだよな、自分の事は

 

そう、それもこれも、全部わかってる、自覚有る、わかってる

 

バラバラ死体だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと、一度頭クリーンにしてぼーっとしたい

 

そしたら、また、以前のように何か受信できるかもしれない

 

それを上手く扱えないのがいつものパターンではあるけど

 

そこでなんとか掴もうと足掻く事が重要な気もする

 

少しは創作活動の真似事でもしてみたい

 

たぶん、また自分に失望する事になるけど

 

それでも、何かしたい

 

落としてきたものを回収する作業

 

分断された自我を繋ぎ直していく作業

 

銀色の血液を探しに行く

 

蟲どもを焼き払う

 

誰も何も侵入させない

 

汚れた箱を置いていくべきかもしれない

 

それには鍵がついていない、それは私の箱ではない

 

ムカデの入った靴箱