白紙 | ファニーポッターと賢者の意志

白紙


自分のせいで、良くない方向に行くことは嫌だけど

感情を抑えるのは難しい





自分のモノは、真っ白じゃなきゃ嫌なんだ

どんな色だろうと、少しでも、他の色がついてちゃあいけないんだ

小さな点ひとつでも、どうしても許せない


上から白く塗り潰しても、「白紙じゃない」事を忘れたとしても

事実は消えないんだ、見えるものを消しても

消せないものは消せない

だったら、僕は

どんな色も見えないくらい、真っ黒に塗り潰すか

でなきゃ、びりびりに破り捨てようとするだろう




許す事はできないと思う

できる限り考えないようにするしかない

でも、それには時間がかかるだろうし

真っ直ぐ見ることができなくなるかもしれない


無理だって思うと、手遅れだって思うと

殺したくなる