廃
つまらないな
何も無い
退屈
こんなことなら
はっきりした痛みや苦しみの中に居た方が
まだマシだったかもしれない
「何も無い」虚しさはそう思わせる程・・・
その虚しさは僕をどす黒い渦に引きずり込もうとする
救いは・・・救いなど、勿論、無い
いつのことだろう
僕は、今まで見たこともない
見知らぬ町を見つけたんだ
そこには、見たことのないモノがいっぱい
知らなかった事もいっぱいだった
僕は好奇心から、その町に住み着いた
やがて、夜が来た、深く、真っ暗な、夜
黒、黒、黒、皆真っ黒―それが町の正体だった
住人たちは僕に
二度と癒えない傷をつけた
二度と塞げない穴を開けた
僕は今でもその町の住人
羽も脚も奪われて、今でもその町の住人
棄てられたゴミのようさ...
もう、やめてくれないか