心に書き留めた絵空事で僕の正体を少し君に示そうと僕は... | ファニーポッターと賢者の意志

心に書き留めた絵空事で僕の正体を少し君に示そうと僕は...

心に溜め込んだ雲を 雨に変えて降らそう

やがては見えるはず 虹越しの強き光

―きっと僕らを照らしてくれるはず


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そうだ 忘れてしまえ

虚像の私など 脆い君の心には重過ぎる

どうか 忘れてくれ

嘘で固めた私を 消し去ってくれ


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何かを示そうと、何かを発そうとして

何処か曲がってしまって、何か捻れてしまった


もう私には戻れない

もうあなたには帰れない

もう君を取り戻すことはできない


私が僕を隠して

俺が私を壊してしまった

亡くなってしまった


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極楽歩道橋の私を捕まえて

ヤンデレラシンデレラ

花屋の向に貴方が見える

黄色い薔薇はラシドレカウント

大正浪漫の薫り漂う君の名は…


さぁさ踊ろう

ヤンデレラシンデレラ

夢とリアルの区別つかぬ私

さぁ行こう約束の地ドロローサ

血まみれどろろさ君の名は…

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僕たちはこの季節が来る度

何かを期待して夢を見るけど

現実は 実際は 年々薄れていってしまう


僕たちはこの季節が来る度に

「あの瞬間(とき)」を思い出すけど

思い出は 記憶は 少し色褪せてしまった


君に出逢った季節

君と笑えた季節

君が遠くなった季節

君を叫んだ季節

嗚呼 君を忘れたい夏


夕立が今年も僕を悩ませる

夕立の中の君へ・・・

僕は今日も眠れない


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なんだっけ・・・

続きを忘れてしまった




心に溜め込んだ雨雲 涙に変えて流そう

例え空っぽでも 真っ暗闇よりはマシなはず

例え光が見えなくても 君がいるから大丈夫さ

―そんな恥ずかしい科白を 君の欠片が呟いたんだ

―そういうことにしておこう