受験生にとっては大きな山場となるのは、この7月8月の夏季期間。高校3年生も期末試験が終わった頃でしょう。本当に本当の受験生になる夏になりました。
定期試験と入学試験の違いは何でしょうか。
高校で行われる定期試験は、高校の単位を認定するための試験として、学校の先生が作成しています。だから、どれだけ学習内容が理解できているのかということも訊ねたいところではありますが、努力を認めてあげたいものでもあります。理解度が十分ではなくても、努力した人はそれを評価として認定してあげることも定期試験制度の目的の一つです。
そのため、平常点などを与えている高校もありますし、定期試験の内容も理解度が高くなくてもなんとか取らせてあげる問題内容になっています。
しかし、入試は甘くはありません。その大学の学生としてふさわしいかどうかを確認するための試験です。理解度が不十分であれば、容赦なく奈落の底に堕とされます。
定期試験の問題は頑張った人であれば、よく分かっていない人でも何となく解いても正解できるようになっていることも多いですが・・・入試問題は何となくやると絶対に正解できないようにできています。
入試は模試とも違います。模試は長い物差しです。偏差値30の人に対しても偏差値70の人に対しても、学習状態を判定しないといけません。
対して入試はとても短い物差しです。入学者として適正か否か、その僅かな差を判定するために作られています。
当然ですが、問題の質は全く異なります。
この夏から先、あなたが受験ファイターとなるためには・・・
受験とは何者なのか、受験対して自分の何が武器で何が補強すべき点なのかを悟らねばなりません。
いくた