じっくり見ていきましょうか。
旧帝大医学部に関しては、特に変化していませんね。北大が偏差値65になっていますが、これも数年前から同じです。
東海地区では、岐阜大学が足切り厳格化により出願者を大幅に減らしましたが、目立って変化なし。そのアオリで三重大学は出願者数が大幅増となりましたが、こちらも変化なし。名市大も変化ないですね。
福井大学が全国の国公立医学部で唯一、偏差値60になっています。福井大学は油断すると、突然出願者数が爆増することがあります。(2022年は前年比倍増)しかし、今年度は微増はしていますが、偏差値に影響を与えるほどではなかったようです。
後期試験に関しても、チェックしておきたいところです。
私がチェックしているのは、福井大学・三重大学・名古屋大学です。どの大学も二次に学力試験はありません。面接と小論文が課されているくらいです。
福井大学は後期も定員25名と割と多め。共通テスト85%となっています。出来る限り、国公立出願者はこのラインは越えておきたいものです。福井大学を担保にして前期試験を戦えれば、精神的に優位に立てることが多いからです。
三重大学が共通テスト88%です。名古屋大学を前期試験に選ぶならば、このラインを越えておきたい。
名古屋大学は92%です。旧帝大唯一の後期試験です。これを越えておければ、前期の選択肢はとても多くなります。
私立医学部に関してもみておきましょう。
なんと、関西の王座に関西医科が立ちました。偏差値70ですか。確かに今年は難しかったですね。
そして東では、国際医療福祉が偏差値面でも上位校の仲間入りをしました。いつ上がるのかと思っていたのですが、意外と遅かった印象です。
愛知医科大学は62.5のゾーンを脱却できませんでした。私の予想では偏差値65に返り咲くと思っていたのですが、これは意外です。
下限は、川崎医科と岩手医科の地域枠です。妥当ではあるのですが、そんなに川崎って易しくないんだけどね。体感的に。
いくた