遺伝か環境か | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

なんだか久しぶりに記事を書きます。

いろいろと忙しくて。

 

優秀な親御様を持つ御子息は、やはり一般的には優秀である傾向があります。

20年くらい前までの定説では・・・こういった傾向は、先天的に遺伝によって決まるものではなく、後天的な環境の違いによって生じる部分が大きい、とされていたようでした。つまり優秀な親から遺伝したのではなく、優秀な親から感染したということですね。

 

しかし、最近では遺伝的要素も大きいと言われています。遺伝要素と環境要素を正確に分別する方法もなかなかないので、判定することも難しいですよね。これについて、私はこのように考えています。

 

私の両親

父親は農家の三男で兄弟のうち一人だけ高校を卒業していて、他の兄二人、弟一人、妹一人の計4人は中卒です。

母親は、没落地主の次女で、口減らしに叔母のところに養女に出されています。短大卒で小学校教諭をしていたことはありますが、基本的に専業主婦です。

 

その二人から生まれた三人兄弟は、全員大学を卒業していて、私と弟は大学院まで行きました。妹は税理士をしています。

 

うちの家庭を例に考えると、能力は環境要素が強いと思っています。弟と妹は、教育ママの母親に育てられたことが大きいでしょう。

「勉強しないと犯罪者になる」

と言われて育ったのですから。

 

弟や妹以上に環境要素の影響が強かったのは、私自身ではないかと思います。

弟の身体が弱かったので、母親は弟に付きっきりで、私は祖父母に育てられました。

ひらがなや計算は尋常高等小学校卒で経理部長の祖母に、将棋や工作は小学校しか出ていない祖父に教えてもらいました。

母親も本や百科事典などは買ってくれていて、子供の頃からたくさん読んでいた想い出があります。とくに数字に関しては、子供の頃から好きであったことを祖母から聞いています。子供の頃に数字に触れ合えたことが、今でも数学をするのに活きていると感じます。

 

反面、私には苦手なことがあります。それは・・・カタカナです。

ひらがなは祖母に教えてもらったのですが、カタカナはあまり教えてもらっていなかったのです。ずっとカタカナには苦手意識があるのですよね。社会も日本史は出来るのですが、世界史は苦手でした。今でもカタカナは好きではないのですよね。これも子供の頃の環境に依存した結果ではなかったかと感じます。

 

いくた