もう一人、昨日は大きな合格を掴んだ生徒がいます。
彼女は、私が在籍していた前の予備校の生徒でした。私が所属していた2020年には一浪でしたが、既に学力的には上位層でした。当然、普通に合格してもおかしくはないのですが、その生徒は合格できていなかったのですね。
その後、私はメルリックス学院に移籍したのですが、彼女は前の予備校で三浪して合格できていませんでした。私としては全然意味が分からないのですけどね。確実に学力はあるのに、なぜなのか。
そして、四浪となった今年度、彼女はメルリックス学院に移籍しました。一年を通じて、学力はもう位人臣を極めるもの。誰もが圧勝を期待しました。
ところが、受験というのはなかなか難しいもので、彼女はプレッシャーに勝てないのですね。普段の力が出せないのです。不思議と不思議と苦戦が続いてしまいます。
しかし、受験中盤戦で、一つの大学から合格をもらいました。彼女は四浪の末、医学部進学を暫定的には決めたのです。
こうなると、憑き物が落ちたように快進撃が始まります。私立医学部入試では、前期試験よりも後期試験の方が、定員が少なく倍率も高く難度も若干高いとは思うのですが、前期試験の不調が嘘のように、後期試験では勝つことができました。
そして、昨日、第一志望の大学から合格をもらうことが出来ました。
能力は高いものの、受験の壁に苦しみ四年を費やした彼女、痛みの分かる医師になってくれることでしょう。
いくた