今日は藤田医科大学医学部の入試が行われている。昨日、藤田医科大学の前日予想セミナーを行ったのだが、私は大失敗をしてしまった。想定問題を作ったのだが、数字を間違って入力していて、間違ったことを教えてしまっていた。後から生徒が教えてくれて修正版のプリントを渡すことはギリギリできたのではあるが。
私自身は、失敗に弱い人間である。足元のぬかるみを気に病んでしまう人間だということを認識している。メンヨワなんですよね。昨日の失敗が今日も頭から離れない。
私は失敗力が弱い。
3/10に医学部生によるセミナーを開催することになっている。今年はハマイのマイハーに卒業記念講演をお願いしている。
マイハーは、私の元教え子で、本日行われている医師国家試験を受検していて、今春から医師として羽ばたいていくことになっている。彼女は国公立医学部入試で首席合格する天才なのだが、その才能は失敗力の強さに裏打ちされている。
彼女は最初から完璧にできる人間ではない。ちゃんと失敗をする。その失敗をベースに積み上げていく力の持ち主なのだ。だから、最初から出来ているよりも、更に強固な実力を持つ。それがマイハースタイルだった。
中学受験の親御様などの中には、テストで悪い点数を取ることを叱る人もいるよね。まあ仕方ないことではあるのだけども。
でもテストで失敗をすることは決して悪いことではないと思う。包み隠さずに失敗ができる人間を育成して、失敗の上に立脚できる偉人を育てるチャンスでもあると思うのだよね。成功ばかり望んで、失敗出来ない人間よりもずっと素晴らしい人になる可能性がある。
テストで満点だったら・・・それは確認にはなったものの、時間の無駄に近いもの。満点は進歩に繋がる要素が薄い。
本当は私もそういう人間を目指したかったのだけど・・・失敗にめげるアラフィフになってしまったな。
「失敗をするな」ではなく「失敗を隠すな」って育てたいところ。
優秀な人は・・・「うわぁ~、失敗した。」って言い乍ら、楽しそうに笑っているイメージあるよね。失敗したことを恥じることはない。胸を張って失敗できる生き方がカッコいいよね。
そういう人間はスケールの大きなことを成し遂げられる可能性がある。
いくた
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