共通テストボーダーとは何なのかを検証してみる | 中学入試と医学部入試の道の駅

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今回は河合塾の共通テストボーダーで国公立医学部に関して検証してみる。

 

実は、各大学のHPには入試統計として、合格者内での共通テスト平均点が載っていることが多い。

地区でも、名市大・岐阜大・三重大・浜松医科・福井大・金沢大・富山大のHPにはそれがあった。

これと河合塾の共通テストボーダーを比較してみる。

 

名市大 河合塾ボーダー 83% 合格者共通テスト平均点 456.59/550=83.0%

岐阜大 河合塾ボーダー 81% 合格者共通テスト平均点 730.75/900=81.2%

三重大 河合塾ボーダー 81% 合格者共通テスト平均点 501.37/600=83.6%

浜松医科 河合塾ボーダー 81% 合格者共通テスト平均点 364.5/450=81.0%

福井大 河合塾ボーダー 80% 合格者共通テスト平均点 735/900=81.7%

金沢大 河合塾ボーダー 83% 合格者共通テスト平均点 371.9/450=82.6%

富山大 河合塾ボーダー 79% 合格者共通テスト平均点 727.9/900=80.9%

 

河合塾のボーダーは、合格率50%程度で判定されているということで、このラインは、いわゆる”バンザイシステム”のC判定ラインとして使われています。

 

ここからは私の推論ではあるのですが・・・

 

合格者平均点を取れていれば、合格率は50%よりは上になると思うのですよね。

上のデータから考えると・・・三重大学・福井大学・富山大学は、2%程度の違いがありますが、おそらくはこの違いがあるくらいがちょうど合格率50%程度になるのではないかと思います。その他の大学では、ボーダーは合格率50%よりちょっと上になるのかな?

 

ということで、河合塾のボーダーは、適性値or若干余裕あり、の判定になっていると推測します。

 

いくた