問題集を何回回すとか | 中学入試と医学部入試の道の駅

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ブログやSNSではよく見かける話です。

チャートは何回周回させればいいでしょうか。

とかそんな質問があるじゃないですか。

 

私はその質問にこのように答えます。

最大で2回

 

同時にこのように言います。

穴のあくくらいやる。

 

 

もし、最初から5回やることが決まっていたら、1回目が甘くなるでしょ。

丁寧に1回やるのであれば、そのときに大きな収穫があるはずです。何が出来ていて、何をやり直さねばならないのかが、はっきりとするはず。問題集をやるのは、1回目が勝負です。

 

そうすれば、2回目をやることになったとき、1回目とは見える風景が全く異なるはずです。自分が注力しなければいけない部分が明らかになって、一気に収穫ができる。その時には、穴があくほど自分の課題に集中できているはずだから。

 

 

ダメな問題集の使い方は、最初から5回周回させるとか、そんなことを言っている人。

そんなことを言っていれば、1回1回が雑になるし、結局ただの作業になってしまって、効果は上がらない。

学校の定期試験対策であればそれもいいけれども、受験に向けてやっていくのであれば、たぶんうまくいかない。

 

もし、難しい問題があって、攻略に時間がかかりそうならば、一旦保留にするのはアリ。

 

結論としては、一発で捉えて、二発目で仕留める。部分的保留はアリ

 

いくた