叱ってやらせても、頭に入らないんだよね | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

 

 

中学受験が終わった親御様が後悔することは、成績や宿題のことなどで叱ってしまったこと、だそうです。

 

昨日も記事にしましたが、勉強に関して苦手意識を持ってしまうと、脳みそが閉じてしまって頭に入っていきません。恐怖を持たせて勉強をさせても、殆どの場合はうまくいかないのですよね。

親御様が感情的になってしまうとどうなるのか?・・・それは二月の勝者のマンガを引用するまでもなく、どんどん成績は下がっていきます。子供が親に認められたいと思って、一生懸命にやっても・・・手を動かしても頭が動かないからです。

叱ってしまった日は、もう勉強しない方がいいです。悪いイメージと勉強がリンクすると、更に学習効率が落ちます。

 

勉強を定型的に捉えることもナンセンスなのですよね。例えば”毎日5時間勉強しないといけない”とか”漢字は5回やらないといけない”とか。そういうものは、他人から与えられたもの・・・というか、他人に決めつけられたものですから。

 

勉強を楽しくやることはなかなか難しいものです。しかし勉強を嫌々やることは無意味ですし、楽しさを織り込むことはできるのではないかとも思います。

頑張れた日には、ハーゲンダッツが食べれるシステムなんてどうでしょうか。このとき"頑張れたら"であって、"成績が良かったら"ではないのがポイントです。

 

中学受験は、実は親子で楽しめる要素の多いものじゃないですか。勉強そのものや勉強のさせ方だけじゃないですよ。それを取り巻く環境作りも併せて、プレイヤーとマネージャーの調和が醍醐味であったりもします。

 

いくた