気を付けねばならないこと | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

 

メルリックス学院名古屋校では、今年度はかなり高い医学部合格率を出すことが出来ている。

私自身もいろいろな予備校を渡り歩いてきたけれども、無試験で入学できる予備校で、合格率が半数を超えることは、私自身の歴史の中では一度もない。

本科コース14名中8名が既に医学部進学を決めていて、補欠合格の状況を見ると、あと1人は当選確実、当落線上にも2人いるので、最大で11人合格となる。

 

そんな勢いがあるので、春期講習も前年度よりも多くの生徒が来てくれていて賑わっている。今年度は前年の14人から定員22人に増員して生徒を募集しているのだが、あと1週間か2週間、少なくとも3月中には生徒募集を終えることが出来る見込みになってきた。

早期に募集を終えられることは、指導する側としてはとてもありがたい。早期に生徒の状況を把握して方針を決定することが可能となるから。スタートダッシュを決めやすい。

 

しかし、懸念材料がある。

それは定員を増員すること。増員といっても、他の予備校から考えると小規模だけど。

 

前に所属していた予備校で見てきたんだよね。人数が少ないうちは、個々に対するフォローが手厚いし、状況把握のしやすい。

でも人数が増えてくると、だんだん雑になってくるし、殿様商売になってくることもある。

人数が増えると優秀層も増えてくるから、見た目の実績は積み増しされるのだけれども、内容が伴わなくなる。つまり、上位層は華やかで、中間層は厳しい。

そういったことを防いでいかないと、信頼される教育機関にはならないからね。

 

幾太郎は講師採用も担当しているので、講師人事は毎年質が上がるようにしていきたい。どこの予備校がどんなシステムでやっていたとしても、良い教職員がいるかどうかが、すべてのカギでしょ。予備校の財産は、その殆どは人的資源じゃないかな。今年度も良い先生を採用出来たので、次を見通せる状況になった。

生徒が増員されても、内容が薄まらないようにすることが一番重要。来年は全員合格させて、レジェンドを達成したいと本気で考えている。

 

いくた