すぐに塾に入れるのは、私は賛成していません | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

中学受験が終わりました。入学準備をしましょうか。

次は東大ですか、医学部ですか。スタートダッシュを目指して塾に入れましょうか。

もちろんそれも御家庭の方針なので自由なのですけどね。まだ新生活が始まっていないのですよね。

 

中学1年生は、私立中学でも公立中学でも同様なのですが、夏休みまではとても疲れます。

小学校と中学校はまったく別組織なので。体が慣れていかないですよね。夏休みまでは、いろいろな調整を取るためにマージンを確保することを、私はお勧めしています。

 

部活も文化系に入部するつもりだったけど、見学に行ったらダンス部に入部したくなったりするかもしれません。

海外留学したくなって、英会話教室に通いたくなるかもしれません。

友達とタピオカ黒糖ミルクを飲みながら語らいあうことも、学校生活を楽しむためにも必要なことでしょう。

勉強は大切ですが、勉強しかできない人が、東大行ってもなんともならないですよね。高学歴ニートまっしぐらです。

 

様々なことに使える時間のマージンがほしいということです。

 

中学受験により失われてしまっていた家族団欒の食卓

中学受験により出来なくなってしまっていたディズニーランドへの家族旅行(コロナもあるので難しいか)

 

といったことにも時間を使ってほしいと思っています。

 

ですので、塾通いは夏休みに考えるということでいかがでしょうか。

間違ってはいけないことは、中学生の学習方針の基本は、学校の授業を活かすことです。

生活の大部分を学校で過ごすのですから、授業を軽視した方針は無駄が多くなってしまうことでしょう。

もちろん先取り学習など、それはいいことなのですよ。学校の授業を有効に活かすためにも、先行学習は役立ちます。しかし無計画にただ塾に拘束しておけば、塾が何とかしてくれるというような考え方は間違っています。いつまで中学受験をやっているのか?と言いたくなります。

 

塾を利用するとしても、学校の授業とどのようにシナジーを生んでいくのかを考えて計画せねばなりません。ということでやはり夏休みまでは棚上げということでいかがでしょうか。

 

テツさんのような塾もありますので、すぐに申し込まないと入塾不可能になってしまうこともあるのでしょう。しかし、そこまでして塾本願のやり方をしないといけないでしょうかね。自分の学習スタイルの確立を目指した方がいいと思うのです。先は長いので。

 

しかし、私は夏休みまでは勉強しなくていいとは言っていませんよ。もう、いますぐに勉強を始めてほしいことがあります。それは英語です。

既に英語教育が進んでいる子供であれば、自分でどんどんやらせてください。大学受験に関しても将来に関しても、英語はやってやり過ぎることはありません。大きなアドバンテージになります。


英語が初学ということであったら、是非お母様が教えてあげてください。もう今後勉強を教えるなんてことはないかもしれません。

もし、お母様が英語を教えることができないようであれば・・・これは更にチャンスです。一緒に英語の勉強を始めてみてはいかがでしょうか。

 

今年度の英検の開催日は、6.10.1月にそれぞれ予定されています。

6月までにあと4か月ありますね。初学の子供であれば・・・3級を目指してみてはいかがでしょうか。3級って中学卒業程度ね。4ヵ月で中学卒業しろってことね。

さっき幾太郎は”マージンを・・・”とか言っていたような気がするけれども・・・。

 

いくた