私のブログでは、いつもいつもお母様に向けて呼びかけているのですが、今日はお父様に言わせてください。
世の中の中学受験のお父様方が、ただひたすらに経済支援に徹して、お母様とお子様の親子共闘を見守ってくださっているお陰で、中学受験は成り立っているといっても過言ではない・・・というよりも、それが中学受験の全てですよね。
脛をかじられて、かじられ続けて、もうスペアリブの肉が残っていない状態までかじられても、それでも黙って見守ってくださったお父様もお陰で、今年も中学受験は成立しました。
今日はビールでいいと思いますよ。発泡酒じゃなくて(笑)
お父様は子供を激励しますよね。”負けるな。勝つんだ!!”その愛は子供には必要なものだと思います。
しかし、中学受験でその言葉を言う役目は塾の先生なんですよね。お父様が追撃してしまうと子供は追い込まれてしまうことにもなりかねません。だから激励したくてもそれを控えてくださったのは・・・二月の勝者を反面教師にしてくださっているのかもしれません。
お母様、お疲れ様でした。本人よりも疲れたのはお母様かもしれません。お母様の愛はシンパシーでしたよね。
子供のつらさ・不安な気持ち、そういったものに寄り添う、共感することで、苦労を半分請け負うことがお母様の愛でした。その存在がどれだけ子供を心強い気持ちにさせてきたでしょうか。
子供がつらいときにそのつらさを聞いてあげることで、既につらさの半分は解消されていました。子供が悲しいときにともに涙を流すことで、既に悲しみの半分はなくなっていました。
前へ進む力を与えてくれる大河のようなお父様の愛と・・・
全てを受け止めてくれる大海のようなお母様の愛と・・・
支えられて、子供はここまできました。
中学受験はこれで終わりますが、その愛はずっとこの先も必要です。
そして、第一志望に合格出来なかった親御様が7割以上いると思いますので、その方々にお話したい。
もしかすると、今張り裂けるほどの痛みを感じている方もいると思います。その痛みも愛の深さを示すものです。
痛みの後遺症も続く人もいます。1年続く人も、3年続く人も、6年続く人すらいます。私はそれを無駄なものだとは思っていません。それが親というものだと、親になったことのない幾太郎は思っています。
でもご安心ください。子供はあっけらかんとしています。多少は痛みを感じるかもしれませんが、遅くとも新学期には元気いっぱい夢いっぱいの中学生活を始めていきます。ですので、一緒に楽しんでしまった方がいいんじゃないですかね。
学問の神様は、第一志望の道を与えてくださいませんでしたが、それは神様の寵愛を受けられなかったのではありません。神様は子供にとって最もよい道を示してくださいました。卒業する頃には、この道が最良であったことを感じることができるでしょう。
さて、幾太郎はまた6年後の出口でお待ちしております。心ゆくまで中高生活を親子でお楽しみください。
いくた