早稲田の矜持 | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。


早稲田は凄いと思うよ。本当に凄い。

私立文系は数学を選択しなくてよいことが一番のポイントであろう。数学が出来ないから私文に絞るというのはよくあること。出来れば国立を狙うこともあろうし、理系に流れることもある。

それを承知で、看板学部の政経を数学必須にしてきた。これは偏差値転落の危機ではある。科目選択が難しくなれば、受験すること自体が難儀になり、受験者数を落とすと同時に、受験ランクを落としてしまう。
多くの大学で、受験者数と受験ランクの確保のため、科目数を減らしたり、選択幅を広げたり、様々な受験生迎合策を講じてきた。しかし早稲田はその真逆をいく。まさに、私学の雄たる矜持ではなかろうか。

受験は、その大学に入った後に立派に学問を修める資質について試されるものであることは間違いない。政治経済を学ぶのであれば、数学が出来なければ困るに違いない。(政治学専攻はよく分からないけれど、経済学専攻ならば数学は必要だよね)
だから数学必須にすることは当然だろうが、他大学にはそれは出来ないのだ。

河合塾の偏差値ランキングなど気にしないその大学が都の西北にある。

いくた