奨学金を借りに行ったときに言われた大学時代に奨学金継続のため学生課のカウンターに行ったときのこと。幾太郎は事務員さんに言った。「うちは赤貧なので、よろしくお願いします」すると事務員さんは怒っていた。「両親が揃って元気で、お父さんが仕事をしている家庭の学生が赤貧と言ってはいけない。このデスクには、本物の赤貧がたくさんくる。経済的理由の退学が現実的な人も多い。」大学生に健康で文化的な最低限度の生活が保障されているとは限らない。これは20年以上前の話だが、今でも同じ、或いはもっと増えているのかもしれない。いくた