”中学受験に合格しなかった子供達の今” | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

 

高校生のお母様で家庭教師もされているyuyuさんの記事をリブログさせていただきます。

お母様であり、学習指導員でもある方のお言葉は、やはり深いですね。多角的に多面的に、いろいろな方向から参考になる記事がたくさんあります。

 

 

中学受験は、その経験をすることが大切なことだと感じます。

子供の頃から学習習慣を付けたり、粘り強く取り組む精神力を身につけたり・・・そういった普通の子供ではなかなかできない修練を積むことで、将来に活かしていくことが中学受験のメインテーマだと思います。

 

だからあまり合否は関係ないんですよね。どこの学校に通うのか、それは受験の神様が決めることじゃないですか。それぞれに一番適した道を神様がお勧めしてくれる・・・それが頑張った子供だけが受けられる神託です。

 

そして、中学受験でもう一つ大切なこと。それは親子共闘の受験で得られる親子の結びつきです。高校受験や大学受験は、経済的な要素を除くと親の関わりは少ないでしょう。しかし、中学受験は親子二人三脚で進んできました。

「子供は反発してばかりで、親子の結びつきなんて得られない」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、いえいえ、そんなことはありません。子供の心の中には、親御様に対する想いが強く残り続けます。それは生涯忘れることができないくらい。

 

中学受験は残酷な面もあります。学友同士で合否を分かつのですから。中学受験で第一志望を射止めることが出来る人は、多くはありません。東海地区でも三割くらいでしょうね。受験というものの仕組みでは仕方ないですね。弱冠12歳の心に不合格の烙印を押してしまうのです。

 

しかし実際には、その影響が将来に影響することは少ないものです。私も中学受験から大学受験まで見ているので。中学受験は合否よりも、得られた経験によるものが大きいと感じています。合否に関わらず最終的にはまた同じ土俵で大学受験を戦うことになります。

 

愛知県では事実上の第一ラウンドである1/23まで、あと80日となりました。ここまで来たら合格させたいという気持ちは、親御様も私達指導員も同じです。しかし、それ以上に、ここまで来られたことの意義を嚙み締めながら、子供達の最後の奮闘を温かく見守りたいところです。

 

いくた