”自己採点について” | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。


私は模試の答えをメモしてくる行為は、あまり良いことだとは考えていません。その時間を他に使うべきだと思うからです。

模試は、そのときの力を最大限に出して、極限状態で、スコアを掴み取る練習ですよね。これは中学受験でも大学受験でも。
最後の残り時間に解答をメモしているということは、もう諦めているということじゃないですか。その気持ちがあかんでしょ。

関東地区のように入試が連続していると、入試でも自己採点をして、その後の受験日程を考えようとする場合もあるけれど、それもやめた方がいいと思います。
なぜなら、入試の自己採点は、あてにならないからです。メモってきた答えもあてにならないですし。本人の記憶や手応えなんて全くあてにならないですし。一番拙いことは、自己採点をすると、その後の入試に悪影響が出るからです。自己採点が良ければ浮かれるし、悪ければ沈むし。
そもそも最後の一瞬に、あと一点加点できるかどうかで合否が分かれるのが入試なのに。

もちろん医学部入試をする生徒には、毎年必ず言います。

自己採点は厳禁。終わったらすぐに次に備えよ。

いくた