ΣもZもニーズを掴んでいないよね | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

東海地区の中学受験は、結局NTTを頂点としていて、それ以上の何かを求めていることは稀だと思う。灘や開成に合格しても、そっちに行く人は少ないだろう。

更に、東海も南山女子も四科目均等配点。開成とは似ているが、灘とは全く異なる競技である。
そして、東海と南山女子は、入試問題が名古屋ローカルである。名古屋の地理が出題されるとかそういうことではないが、問題の質は他地区とは異なる。(滝は関西風味の問題に思える)

「灘に合格していれば東海には合格できる」
これはかなり正しいと思う。しかし、
「灘を目指していれば東海には合格できる」
これは間違いだわ。



Σは最上位クラスとしてSクラスをもっている。じゃあSとは何のことか?SuperかSpecialかSuperiorか、そのあたりだと思ってホームページを確認すると、どうみてもSAPのことじゃね〜かよ。
なんでそっちかなー?ニーズはそこじゃないと思うんだけど。
Σは名古屋ローカルとしてやってきたんだから、ここで宗旨替えするなんてどうなんだろう?

ZはZクラスがあるね。県外最難関狙いなのだろうけど。これはこれでいいよ。Zの戦略の中枢なのだから。でもそれは東海ローカルを狙っているわけではないから。


もし私が塾長ならば、

"NTTで満点狙いのクラス"

を組むだろうね。

満点は言い過ぎだけど、徹底して三校だけをマークするクラスで。

例えば

「どのような想定問題でも8割以上取れることを目標にする」
「普段から、想定問題を制限時間の半分で合格点取れることを目標にする」

そんなクラスがあったらどうだろうか。もちろん高いハードルだと思うよ。上位層でも決して飽きることはないんじゃないかな。



大は小を兼ねるという言葉はあるけれど、焼肉はラーメンを兼ねることはないからね。ラーメンを食べたいならばラーメン屋に行かないと。

いくた