”医学部受験の勝負が決まる時期” | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。


一年前に書いた記事であるが、この中に登場する生徒、春休みに教習所に行ってしまってスタートダッシュを決められずに、結局合格を決めきれなかった生徒は、今期は他の予備校に行ったが、たぶん今年は失敗していないとは思う。

今年の生徒にも私はちゃんと言っておいた。
「結果が出なくて、リトライすることになったら、予備校の開講日までに勝負を決めておくこと」

今年の私の生徒の中に、去年から引き続き担当した生徒がいた。その生徒は実直で不器用なタイプ、メンタルも強い方ではなく。受験の世界では、どちらかというと損な性質だったと思う。
だから、一浪目は全く間に合いそうもなかった。それでも彼は亀の歩みを止めることはなかった。去年の今頃もしっかりと鍛錬を繰り返していた。そして、春先の組分けテストでは、それまでとは比べものにならないスコアをとる。といっても、それは一年前と同じ問題だということもあるけれど。

そして彼は一年間、その成績を維持するんだよね。全科目で躍進した。
去年の受験では全く手応えも無かったらしい。今年の受験はまだ合格を決め切れていないけれど、補欠の浅い番号をもらっているから、かなり期待は高い。
結局、翌年の合否は、この時期に決まってしまうんだよね。

今年、結果が出なかった人も、彼と同じように既に新たなスタートを切っている人もいる。だったら勝てる。
この時期に休んでいる人は、たぶんまた同じ結果を繰り返すだろう。

いくた